研究課題/領域番号 |
17530549
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
對馬 達雄 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (90004118)
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研究分担者 |
遠藤 孝夫 弘前大学, 教育学部, 教授 (70211779)
池田 全之 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (50212775)
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キーワード | ドイツ戦後教育 / 抵抗運動 / 政治教育 / 歴史教育 / ドイツ州憲法の宗教条項 / 精神科学派教育学 |
研究概要 |
研究2年目である平成18年度は、研究初年度の資料収集ならびに研究成果を日本教育学会大会において発表し、評価検討のうえ、研究最終年度のまとめを行うために不足分の資料をドイツ連邦共和国において収集した。以下に、研究発表の概要と、ドイツ連邦共和国において赴いた先と、その目的を明らかにする。 1.学会発表。平成18年8月24日〜25日にかけて東北大学を会場に開催された、日本教育学会第65回大会において、「『過去の克服』とドイツ戦後教育の展開」の題名で平成17年度の研究成果を発表した。研究代表者である對馬が研究の趣旨を説明のうえ、遠藤が「占領下ドイツ諸州憲法の宗教教育体制とキリスト教的自然法」の題名で、池田が「戦後政治教育の原像-<世界開放性>をめぐる思想模様」の題名で、成果の発表を行った。 2.教育史研究図書館(ベルリン)。学会発表の成果を踏まえて、戦後ドイツの政治教育、歴史教育の実態解明に不足していることが明らかになった資料を収集するため当図書館に赴いた。とりわけ、1945年前後に公刊された国内に未所蔵の一次資料について、前年度に収集漏れしていたものを中心に調査・収集した。さらに、同図書館長リッツィ教授より、1930年代後半にベルリンに設立されていたユダヤ人学校の動向についても詳細な情報を得た。 3.ハノーファー大学教育・科学現代史センター(ハノーファー)。前年度に引き続き、本研究の進め方全般についての助言を求めるために、当センター教授であるマンフレート・ハイネマン氏のもとを訪れた。さらに、研究と密接に関係して、平成19年度に教育史学会と連携して行われることが決定している国際シンポジウム「占領期教育を問う-日本・韓国・ドイツ」の骨子について、基調講演を依頼しているハイネマン教授とその内容について意見交換した。 このように、研究最終年度である平成19年度に向けて、資料・情報の収集を続けるとともに、研究成果の総括の方向性を明らかにする作業を平成18年度に行った。
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