研究概要 |
1.『アメリカ成人教育史』の上梓:昨年度翻訳作業を終了したHarold W.Stubblefield & Patrick Keane, Adult Education in the American Experienceの巻末索引等の整理および数回にわたる校正作業を経て、小池源吾・藤村好美監訳『アメリカ成人教育史』を、2007年2月、明石書店より出版した。 2.藤村好美、小池源吾に研究協力者3名(志々田まなみ、佐々木保孝、天野かおり)を加え、「シチズンシップ」、「市民的教養」の視点から、アメリカ成人教育史のトピックの多角的な分析を試みている。これについては、次年度も引き続き行う予定である。 3.研究協力者も含め、以下のテーマで学会発表を行った。 (1)藤村好美:「ロバート・D・ボイドの変容的学習に関する考察」(日本社会教育学会第53回研究大会、福島大学、2006年9月9日) (2)志々田まなみ:「C・A・ビアー_ドの『シチズンシップ』論」(日本社会教育学会第53回研究大会、福島大学、2006年9月9日) (3)佐々木保孝:「アメリカにおける農業拡張事業の成立-その特徴と今日的意味-」(全日本大学開放推進機構、第5回大学開放フォーラム、上智大学、2006年7月15日) (4)佐々木保孝:「アメリカ合衆国における農学の進展と農業拡張事業」(日本社会教育学会第53回研究大会、福島大学、2006年9月9日) (5)天野かおり「アメリカ合衆国初期PTAにおける市民性(citizenship)の概念形成」(中国四国教育学会第59回研究大会、岡山大学、2006年11月25日) 4.藤村好美が、ニューヨーク、ワシントンDCにおいて、アメリカの教育行政におけるシチズンシップ教育に関して、現地調査および資料・情報の収集を行った。
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