1.標記研究課題に関する先行研究ならびに文献資料について調査を行い必要資料を収集するため、東京大学、国立国会図書館等へ出張した。また、大学史研究会や比較教育社会史研究会など関連の学会・研究会に出席し情報・研究交流を行った。 2.関連文献を収集・購入し整理した。 3.収集した史料のうち、ロイヤル・チャーター等基本的なものについて翻訳作業を行った。 4.イギリスの市民大学の一つであるブリストル大学の設置形態について調査・研究するため、同大学のG.クラーク氏を招聘し、研究会等を通じて助言や専門的知識の提供を受けた。 5.国内の専門研究者を招いて研究会を開催し、助言や専門的知識の提供を受けた。とくに、設立時におけるウォリントン・アカデミーおよびオックスフォード大学のハリス・マンチェスター・カレッジ、ファース・カレッジおよびシェフィールド大学、ノース・スタッフォードシャー・ユニバーシティ・カレッジおよびキール大学の設置形態、運営、財源について貴重な史料と有益な助言を得た。 6.上記の大学・高等教育機関の設置形態について類型化を試みた。また、カレッジから大学への昇格に際して設置形態がどのように変化したかについて検討した。
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