道徳授業を連想法によって子どもの意識の変容によって評価する教育臨床の技法を開発し、長崎を中心とした連想調査をおこないながら、いのちの道徳授業および国際的な死の意識比較をおこなった。 1.子どもの意識をフィールドとする教育臨床の提案 2.連想法を教育臨床の技法として位置づけ 3.道徳授業評価としての連想法の確立 4.連想法による死の意識調査 5.死の意識の国際比較 6.いのちの道徳遠隔授業の実施 7.連想法による道徳授業評価 連想法は、1つの提示語(cue word)から50秒で思いつく言葉(回答語:response word)をたくさん挙げてもらい、これを情報論によって処理して連想マップ(association map)にして、回答者(子ども)の意識を数値としても視覚においても把握可能にする手法である。連想法によるデータを授業者など関係者とともに意味として読み取る臨床上の検討をおこない、課題に対応しようとする。
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