研究課題
基盤研究(C)
本研究は、わが国の「新教育・文化教育学」と、「神智学思想」との関係について歴史的・思想的に解明した。とりわけ、わが国の新教育と神智学的思想とにかかわるシュタイナー教育思想とモンテッソーリ教育思想について、その移入の経緯と思想構造を解明していった。その成果は、2006年のモンテッソーリ教育学会での招待シンポジウム「人格形成と環境」における「モンテッソーリ、シュタイナー、そして神智学」の講演と、その2007年の成果論文「モンテッソーリ教育思想にみる神智学的パラダイムーシュタイナー教育思想との接点」『モンテッソーリ教育』(第39号)や、2006年の教育思想史学会コロキュウム「シュタイナー教育思想の現代的意義を問う」における発表「シュタイナー思想の現代的意義」と、2007年の成果論文「『垂直軸』の人間形成モデルとしてのシュタイナー教育思想」『近代教育フォーラム』(第16号)として公表した。また、最終年度には、本研究課題をふまえた博士論文『シュタイナー教育思想の理論構造と日本的受容に関する研究』を完成することができた。他に、関連の著作として、『岩波応用倫理学講義6教育』(岩波書店、2005年)、『未来を拓くシュタイナー教育世界に広がる教育の夢』(ミネルヴァ書房、2006年)や『教育と倫理』(ナカニシヤ出版、2008年)等があげられる。
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (12件) 図書 (5件)
Minerva Publishing
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