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2005 年度 実績報告書

地域の文化財を活用した鑑賞教材の開発-縄文文化と棟方志功をめぐって-

研究課題

研究課題/領域番号 17530628
研究機関弘前大学

研究代表者

蝦名 敦子  弘前大学, 教育学部, 教授 (20302010)

キーワード鑑賞教材開発 / 地域の文化財 / 縄文文化 / 棟方志功 / 中学校の鑑賞教育 / 小学校高学年の鑑賞教育
研究概要

本年度は、地域の文化財を活用した鑑賞教材を2教材考案し、方法論を設定しながら、実際に授業実践をすることで、鑑賞内容と方法論の有効性を検証した。教員を目指す大学生(弘前大学教育学部)や、弘前大学附属中学校3年生に授業をし、中学生を対象とする鑑賞教材として有効であることに一定の知見が得られた。さらに弘前市内の現職小学校教員50名に対しても実施し、小学生を対象とする前の予備的考察を行っている。これらの検証結果については、今年度は大学美術教育学会や美術科教育学会での口頭発表で、また東北芸術文化学会では口頭発表と学会誌に研究発表した。今後は小学生向けの教材を開発する予定である。そのためには一層、題材名を明確にし、単純化することにより作品を絞り込み、児童の興味を惹く形での方法論を改めて検討しながら、授業実践をして検証していくつもりである。
一方、青森県内の棟方志功記念館や郷土館、三内丸山遺跡、弘前市立博物館、青森県立美術館(平成18年7月開館予定)はもとより、日本全国にある研究課題に関連の博物館、美術館を訪れ、資料収集をした。棟方志功に関する主要な美術館としては、棟方板画美術館(鎌倉市)、大原美術館(倉敷市)、福島県立美術館(岡本太郎展)。縄文文化に関する博物館としては、京都国立博物館、山形県立博物館、国立歴史民俗博物館(佐倉市)、国立科学博物館、東京国立博物館、東北歴史博物館(多賀城市)、岩手県立博物館、地底の森ミュージアム(仙台市)である。これらの調査と資料をもとに、さらに教材開発を試行していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 地域の文化財を活用した鑑賞教育の実践的考察-大学生を対象として-2005

    • 著者名/発表者名
      蝦名敦子
    • 雑誌名

      芸術文化 10

      ページ: 3-12

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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