研究課題/領域番号 |
17530657
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
森山 卓郎 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80182278)
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研究分担者 |
加藤 久雄 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40135827)
菅井 三実 兵庫教育大学, 教育学部, 助教授 (10252206)
富永 英夫 兵庫県立大学, 教育学部, 助教授 (10180176)
濱本 秀樹 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 助教授 (70258127)
梅原 大輔 甲南女子大学, 文学部, 助教授 (70232907)
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キーワード | 文法教育 / 国語教育 / 英語教育 / 認知言語学 / 日英対照 |
研究概要 |
1)韓国での国語教育を調査した。 PISA2003で読解力が第2位であった韓国の国語教育を調査し、小学校と中学校の授業を見学し、あわせて、先生方にインタビューし、春川教育大学校の教授とも情報交換をした。 この結果、国語教育での活動が非常に重要視されていることなどが明らかになった。 2)韓国での英語教育を調査した。 小学校での英語教育を本格的に導入している点で、韓国の英語教育を調査し、小学校と中学校の授業を見学し、あわせて、先生方にインタビューし、春川教育大学校の教授とも情報交換をした。 この結果、まず、小学校での英語教育の導入で膨大な労力を使っての教員研修がなされたことなど、小学校での英語教育導入のもつさまざまな事情が明らかになった。あわせて、英語の授業では活動と文法の教育がバランス良く組み合わされていることなどが観察された。 3)国語教育を「言葉」という観点から分析し、言語の教育としての文法教育について分析を進めた。小学校の段階での文法能力は、「読解」に関して考えた場合、まだ問題があることなどが明らかになり、読解力を高めるための基本構造が明らかになった。 4)文法的な読解は、さまざまな音声学的知見と組み合わせられ、音読や朗読にも密接に結びついている。この関係を具体例に分析した。
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