研究課題
基盤研究(C)
発達障害のある児童生徒の多種多様な実態と教育ニーズ(障害特性や発達段階、学習到達度)に対応するため、「アカデミックスキル学習の教育診断システム(3分野の学習診断チェックリスト)」と、それに基づく、具体的な学校と家庭などの教育現場や家庭場面の学習に適した「e-ラーニング支援システム(基礎編・発展編の各3支援プログラム)」を開発し、インターネット上での実用化に向けての検討を行った。「教育診断システム」は国語、算数、生活科(行動)の3分野、「e-ラーニング支援システム」は生活科(社会性プログラム)、国語科(文章理解・作文プログラム)、算数科(数量・図形学習プログラム)を作成した。また、それらのプログラムのホームページ上での運用を目指して、実際的な教育現場への適用を行うために、限られた研究協力校・機関との連携(閉じられたループ)から、広域エリアによるネットワークでの検討を行うためのインターネットセキュリティについて限られた機関と研究協力者のみによるユーザー登録によって試験運用を実施して検討した。本研究における成果は大きく分けて次の4点である。1)発達障害児の適切な子ども理解と具体的な教育支援プロゲラムを教師と保護者等に広く直接的に提供することが可能です2)インターネット利用による時間・地理的な制約なくエリアネットワークを用い開発したプログラムとシステムの妥当性・有用性が検証可能3)インターネット利用により多数のユーザーからの研究成果の意見聴取が可能4)本プログラムの利用を発展させて、教師や家庭の学習場面(リアル空間)での支援プログラムへの応用が可能
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