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2006 年度 実績報告書

聴覚障害児のきょうだい支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17530705
研究機関筑波技術大学

研究代表者

佐藤 正幸  筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (50222021)

研究分担者 小田 侯朗  独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 総括研究員 (30158828)
小林 倫代  独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育相談センター, 総括研究員 (00300715)
久保山 茂樹  独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 主任研究員 (50260021)
キーワード聴覚障害児 / きょうだい / 障害理解 / きょうだい支援 / 家族支援
研究概要

聴覚障害児のきょうだいの多くは、自分自身の時間(例えば遊びなど)を犠牲にしてまでも聴覚障害のある本人の情報保障に専念しているのが現状である。そこで本研究はきょうだい支援プログラムの開発を行うことを目的とした。今年度は、実際に聴覚障害児のきょうだい支援を行っている聾学校等を訪問し、その支援内容について調査した。
その結果、聴覚障害児のきょうだい支援について主に以下のような内容で取り組んでいることがみられた。
○何か課題が生じた場合、該当する聴覚障害児のきょうだいに対して聾学校の担当教員(主に該当する聴覚障害児の担任)がカウンセリングを行う。
○そのカウンセリングの内容に従って聴覚障害教育の専門家の立場よりきょうだいに対して聴覚障害に関する情報を提供する。その内容は主に聴覚障害児の補聴器、コミュニケーション、きこえないこと及びきこえにくいことからくる心理的諸問題であった。
○実際に聴覚障害児とそのきょうだいとのコミュニケーションの状況をみて、情報保障、コミュニケーション支援を行う。
それを受けて、聴覚障害児のきょうだいに対するカウンセリングの観点の整理、聴覚障害児のきょうだいに対する聴覚障害理解の教材作成、コミュニケーション支援の構築などを中心にきょうだい支援プログラムの検討を行った。
次年度は、ここで検討されたプログラムについて、聴覚障害児のきょうだい及び保護者に意見聴取のための面接を行い、それらの意見を基に修正を行い、プログラムの開発を目指す予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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