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2006 年度 実績報告書

LD,ADHD等で適応障害のある児童生徒の心理・行動特性及び支援体制に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17530706
研究機関和歌山大学

研究代表者

武田 鉄郎  和歌山大学, 教育学部, 教授 (50280574)

研究分担者 西牧 謙吾  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 教育支援研究部, 上席総括研究員 (50371711)
山本 昌邦  横浜国立大学, 人間教育科学部, 教授 (80262400)
篁 倫子  お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (10280570)
小野 次朗  和歌山大学, 教育学部, 教授 (20214182)
キーワードLD, ADHD,高機能自閉症、アスペルガー / 適応障害など二次障害 / CBCL / TRF / 病弱養護学校 / 小学校
研究概要

LD, ADHD,高機能自閉症,アスペルガー症候群等で二次的障害として不登校等の適応障害になり,心身症・神経症等の診断で児童精神科や小児科,心療内科に入院し,不登校の経験をもつ児童生徒が多く在籍する病弱養護学校、そこに隣接する病院並びに保護者、また、小学校に研究協力を要請し,以下の調査を実施した。調査の方法は,面接と質問紙を用いて情報収集を行った。
(1)CBCL、TRF、YSRを使用し,三者の立場から多面的に情緒や行動を評価し、その情緒と行動の実態を把握した。(2)(1)の結果から,(1)三者の立場から多面的に情緒や行動を評価することで三者間のずれの実態,引きこもり度,不安の強さなどプロフィールの特徴について小児精神医学的分析,心理学的分析、特殊教育学的分析を行った。(2)(2)の結果と精神症状と身体症状の関連,不登校の直接の原因,経過等の分析を行うための情報収集を行い、その関連性を明らかにするための基礎的情報を得た。また、研究分担者、協力校・協力者と事例研究をとおして協議し、病弱養護学校と小・中学校との連携支援モデル、専門家チームによる巡回指導によるLD, ADHD,高機能自閉症,アスペルガー症候群等で2次的障害の改善のための小・中学校における学校支援体制モデルなどについての情報収集を行った。
以上の研究を推進すると共に、病弱養護学校においてLD, ADHD,高機能自閉症,アスペルガー症候群等で二次的障害を起こしている生徒の実態を調査し、また、和歌山県紀の川市の保健師との協力連携のもと、保育所の年中の「気になる子どもの調査」を行い、9.8%の割合でいることなどを明らかにした。これらのことも参考にし、ガイドブック作成を試みる予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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