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2007 年度 実績報告書

関数データ解析におけるクラスター化法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17540126
研究機関鹿児島大学

研究代表者

稲田 浩一  鹿児島大学, 理学部, 教授 (20018899)

研究分担者 近藤 正男  鹿児島大学, 理学部, 教授 (70117505)
宿久 洋  同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (50244223)
キーワード関数データ解析 / クラスター分析 / k-means法 / fuzzy k-means法
研究概要

関数データ解析は、対象データの本質が離散点ではなく関数である場合の解析法として、Ramsay (1982)によって提案された手法である。この解析の基本的な概念は、離散点として観測されたデータを関数により表現し、この関数集合から有効に情報を抽出することにある。データを離散点ではなく関数として扱うことにより、時間の物理的な制限を除くことができ、また、データの導関数を新たな情報を持つデータとして扱うことができる。これらは従来のデータ解析にはない特徴である。データが関数である場合の解析手法として、既存の離散データ用の多変量解析法を関数データ用へ拡張するといった方法をとるのは自然な考え方であり、Ramsay and Silverman (1997)が回帰分析、主成分分析、正準相関分析、線形モデル等を関数データ用に拡張し、Tokushige, Inada and Yadohisa (2003)が関数データ間の非類似性を実数として与えたのを始め、研究の1つの流れとなっている。我々は非階層的クラスター分析の手法であるcrispk-means法及びfuzzy k-means法を関数データ用に拡張することを研究してきた。k-means法はクラスター分析の中でも最も利用されている手法の1つであり、これを拡張することは非常に有用であり、様々な分野での活用が期待できる。この研究成果は、S. Tokushige, H. Yadohisa and K. Inada "Crisp and fuzzy k-means clustering algorithms for multivariate functional data" Computational Statistics, 22, 1, 1-16 (2007)において発表している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Crisp and fuzzy k-means clustering algorithms for multivariate Functional data2007

    • 著者名/発表者名
      S. Tokushige, H. Yadohisa and K. Inada
    • 雑誌名

      Computational Statistics 22

      ページ: 1-16

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Asymmetric Agglomerative Hierarchical Clustering Algorithms and Their Evaluations2007

    • 著者名/発表者名
      A. Takeuchi, T. Saito and H. Yadohisa
    • 雑誌名

      Journal of Classification 24

      ページ: 123-143

    • 査読あり
  • [学会発表] 非対称可変分類法のシミュレーションによる評価2007

    • 著者名/発表者名
      竹内光悦, 宿久洋, 齋藤堯幸
    • 学会等名
      日本計算機統計学会
    • 発表場所
      岡山県倉敷市倉敷市芸文館
    • 年月日
      2007-05-30

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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