研究概要 |
京都大学数理解析研究所講究録No.1442(2005)に以下の2編の研究報告を発表した. [1]川西暁夫・鈴木登志雄, "手描き曲線からの乱数抽出とそのセマンティクス(中間報告)" [2]Masahiro Kumabe, Toshio Suzuki and Takeshi Yamazaki, "Logarithmic truth-table reductions and minimum sizes of forcing conditions" 鈴木,隈部両名で研究打ち合わせを定期的に行い,その成果として[2]の主定理を改良した. 鈴木は[1]の内容を,カナダのマクマスタ大学で行われた研究集会「Franco-Canadian Workshop on Combinatorial Algorithm(COMAL2005),2005年8月」で発表し,論文をジャーナル(COMAL2005の特集号)に投稿した.また,同様の内容を,首都大学東京で行われた研究集会「第6回代数学と計算研究集会(AC2005),2005年11月」で発表した.上記論文の要約版(証明なしのextended abstract)をAC2005のFTPサイト(ftp://tnt.math.metro-u.ac.jp/pub/ac05/)で公開した.この他,2編のジャーナル論文の最終校正と出版を行った(うち1編はT.Yamakami氏との共著). 隈部は,シンガポールでのworkshop「Computational Prospect of Infinity」で「デルタ2な1-generic degreeでTuring reducibilityの意味でその上に,strong minimal coverを持ったものが存在する」ことを示し,その応用について論じた.
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