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2006 年度 実績報告書

絡み目理論の計算位相幾何学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17540135
研究機関東海大学

研究代表者

原 正雄  東海大学, 理学部, 助教授 (10238165)

研究分担者 大西 建輔  東海大学, 理学部, 講師 (00303024)
谷 聖一  日本大学, 文理学部, 教授 (70266708)
松本 哲志  東海大学, 理学部, 講師 (30307235)
山本 慎  中央大学, 理工学部, 教授 (10158305)
キーワード結び目理論 / 計算量 / Jones多項式 / 計算位相幾何学 / 組合せアルゴリズム
研究概要

結び目理論に関する問題の計算量について研究を行った。Jones多項式など絡み目の多項式不変量は絡み目理論における重要な不変量であるが,絡み目のダイアグラムから多項式不変量を牡算する問題はAleXander多項式以外のほとんどの多項式については#P-困難であることが知られている。ただし,ダイアグラムの符号化はデイトグラフと呼ばれる辺に符号をつけた平面グラフを用いるものとする。デイトグラフの辺の本数はダイアグラムの交点数に等しいので計算量はダイアグラムの交点数nで評価すればよい。Jones多項式はKauffmanブラケット多項式から○(n)時間で求めることが出来る。したがって,絡み目ダイアグラムのkauffmanブラケット多項式自身は絡み目不変量ではないが,Kauffmanブラケット多項式の計算アルゴリズムについて考察すればよい。デイトグラムの樹幅が2のダイアグラムなど,いくつかの絡み目ダイアグラムのクラスに対してはJones多項式を多項式時間で計算できることが知られていた。本研究では前年度から2-橋型ダイアグラムや3-組み紐型ダイアグラムについてJones多項式を高速に計算するアルゴリズムの研究をしてきたが,今年度からはこれに加えてMontesinos絡み目ダイアグラムのJones多項式の計算アルゴリズムの研究も行った。いずれの場合も絡み目ダイアグラムからそのKauffmanブラケット多項式を○(n)回の多項式の四則演算で計算するアルゴリズムであり,この計算において現れる多項式の次数が○(n)であることから計算量はO(n^2logn)であることがわかる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Learning of Elementary Formal Systems with Two Clauses using Queries and Their Languages2006

    • 著者名/発表者名
      加藤浩央, 松本哲志, 宮原哲浩
    • 雑誌名

      数理解析研究所講究録 1489

      ページ: 64-70

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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