研究概要 |
「情報理論におけるシャノンの不等式の作用素場版への一般化とその応用」の研究課題遂行のため、7月31日〜8月3日に韓国・ソウル大学で開催された研究集会「IWOTA2006 International Workshop Operator Theory and Its Applications」に荒木不二洋および義俄真理子が参加し、荒木不二洋は「Super-Derivations and associated standard super-potentials」義俄真理子は「Spectrum and principal function of operators」の題名でそれぞれ講演を行った。古田孝之は7月13日〜22日間、ドイツ・ブレーメン大学およびオランダ・Vrije大学での国際研究集会に参加し研究発表を行った。長宗雄は8月19日〜23日の間、中国・狭西師範大学を訪問し、吉教授と上記のテーマについて共同研究を行った。またこの間「Numerical ranges of some operators」の題名で狭西師範大学において講演を行った。11月19日〜23日の間、韓国・昌原国立大学およびソウル大学を訪問し、昌原国立大学では安教授と、ソウル大学では李教授と、上記のテーマについて共同研究を行った。安教授とは「Spectrum and principal function of operators」の題名での共著論文の作成を進めた。さらに本研究の研究協力者である、古谷正とは主にtrace公式に関係する問題について研究を進めている。5月に、古谷正,An Hyun Kim, Chunji Liとの共著で「Principal functions for high power of operators, Tokyo J.Math.29(2006),111-116」を発表し.6月に、古谷正との共著で「Trace formulae of p-hyponormal operators II, Hokkaido Math.J.35(2006),247-259」を発表した。
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