BファクトリーがKEK及びSLACで建設され、現在B中間子崩壊におけるフレーバー物理学がBelle(KEK)とBabar(SLAC)研究グループによって活発に研究されている。わたしの研究は両グループの研究を理論的にサポートしながら、実験結果から背景にある物理(特に標準理論を超える物理学)を引き出すことが目的である。 Bファクトリーはτレプトンを研究するのに適している。平成19年度はタウレプトンがτ→3μ崩壊について詳しく調べた。個の崩壊はτレプトン数を破る崩壊でローレンツ対称性と局所的場の理論のみを仮定した一般的崩壊過程を仮定して計算した。さらに崩壊のダイナミックスを解明する手法を議論した。
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