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2008 年度 実績報告書

フレーバ物理学・B中間子におけるCP非保存の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17540248
研究機関神奈川大学

研究代表者

三田 一郎  神奈川大学, 工学部, 教授 (60242806)

キーワードCP非保存 / B中間子 / 量子力学 / 素粒子
研究概要

BファクトリーがKEK及びSLACで建設され、現在B中間子崩壊におけるフレーバー物理学がBelle(KEK)とBabar(SLAC)研究グループによって活発に研究されている。わたしの研究は両グループの研究を理論的にサポートしながら、実験結果から背景にある物理(特に標準理論を超える物理学)を引き出すことが目的である。
Bファクトリーは同時にτファクトリーでもある。ニュートリノ混合の発見によってレプトン数の非保存は確実にあると考えられる。もしレプトン数非保存が発見されたならばその陰にある相互作用の探求と性質の解析が不可欠になる。本研究ではtau+---->mu+-mu+-mu-+を詳しく解析し、レプトンフレーバー非保存の相互作用を探索する手法を示した。
小林・益川両氏の受賞解説記事を9遍書いた。両氏のノーベル賞受賞にはBelle・BaBar実験で発見された大きなCPの破れの発見が不可欠であった。この実験の発見は本研究が不可欠であった。
CP Violationの教科書(2^<nd> Edition)を書き上げた。本書はB中間子における大きなCPの破れの発見やニュートリノ混合の発見など、1st Editionから9年たった現在様々な新しい情報を導入した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Analysis of lepton flavor violating tau+- -->mu+- mu+- mu-+ decays2008

    • 著者名/発表者名
      A. Matsuzaki, A. l. Sanda
    • 雑誌名

      Phys. Rev. D77

      ページ: 073003

  • [図書] CP Violation2009

    • 著者名/発表者名
      I. I. Bigi, A. I. Sanda
    • 総ページ数
      485
    • 出版者
      Cambridge University Press

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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