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2006 年度 実績報告書

二重ベータ崩壊実験にかかわる低エネルギー電子のふるまいに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17540260
研究機関佐賀大学

研究代表者

大隅 秀晃  佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (70176882)

キーワード二重ベータ崩壊 / ニュートリノ / 極低バックグランド
研究概要

(1)ニュートリノ質量探索を目的とする二重ベータ崩壊実験(NEMO3)の国際共同研究に参加のもとで本研究テーマを実行している。^<100>Mo核に対してニュートリノ質量を探索するモードとは別に標準模型で予想される二重ベータ崩壊モードの膨大なデータが蓄積されつつある。また同時に多くの核種(^<82>Se,^<116>Cd,^<150>Nd,^<96>Zr,^<48>Ca)の測定が同時に進行中である。
(2)^<100>Mo核測定から得られた標準の二重ベータ崩壊モードのデータの統計最はすでに10^6eventsの領域に達しており、普通に行われている典型的な(シングル)ベータ崩壊研究「ベータ線エネルギースペクトルの精密研究から標準模型とのずれを探る研究」等に匹敵する典型的な研究可能統計量に達している。同様の研究をエネルギー和のスペクトル、二つのベータ線のエネルギー相関、角度相関を用いることにより二重ベータ崩壊でも進めることが可能であるが、そのためには、低エネルギー電子のメラー散乱、制動輻射などの振る舞いに関する精度のよい定最的な理解とシミュレーションプログラムの信頼性の限界を確かめる必要があり、そのようなことを目的とした研究を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Limits on different majoron decay modes of 100Mo and 82Se for neutrinoless double beta decays in the NEMO3 experment2006

    • 著者名/発表者名
      R.Arnold et al.(NEMO Collaboration)
    • 雑誌名

      Nuclear Physics A 765

      ページ: 483-494

  • [雑誌論文] Measurement of double beta decay of 100Mo to excited states in the NEMO3 experiment2006

    • 著者名/発表者名
      R.Arnold et al.(NEMO Collaboration)
    • 雑誌名

      Nuclear Physics A 781

      ページ: 209-226

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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