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2007 年度 実績報告書

未知の素粒子とそれに起因するCP非保存をB中間子崩壊で探る新しい方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17540279
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

羽澄 昌史  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 粒子原子核研究所, 教授 (20263197)

キーワード素粒子 / CP非保存 / B中間子
研究概要

申請者が提案した「共鳴増幅法」をより系統的に研究し、B+→φφK+の他に有用なモードがないかどうかチェックした。特に、BO→φφKsという崩壊において、時間に依存するCPの破れと共鳴増幅の両方が存在する場合の現象は未開拓の分野なので、重点的に研究した。当該研究のこの部分は、理論物理学者との活発な研究打ち合わせが研究発展の生死を握るため、国内外への旅費が重要となった。また、新しい測定法を議論する研究会を主催し、国内外の研究者とアイディアを戦わせ、より強力な方法の開発を目指した。その結果、BO→φφKsに関しては、従来よりハドロン不定性の小さい新しい測定方法を見つけ出した。この新しいアイディアに基づいて、インドのR.Sinha、N.Sinha両博士との共同研究を進めている。年度当初には気づいていなかった不定性が発見されたために、論文投稿までには至っていないが、共同研究を継続し、平成20年度に論文を投稿する予定である。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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