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2006 年度 実績報告書

火星隕石ナクライトの水質変成年代に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17540464
研究機関国立極地研究所

研究代表者

三澤 啓司  国立極地研究所, 研究教育系, 助教授 (70212230)

研究分担者 野口 高明  茨城大学, 理学部, 助教授 (40222195)
海田 博司  国立極地研究所, 研究教育系, 助手 (10302811)
キーワード火星隕石 / 水質変成 / 年代学 / 微量元素 / Rb-Sr / Sm-Nd
研究概要

1)引き続き、ナクラおよびやまとナクライトの研磨薄片について偏光および反射顕微鏡下で水質変成鉱物の観察をおこなった。やまとナクライトでは、落下後南極氷床中にとどまっていた間に受けた水質変成の影響がナクラと比較して大きいことが明確になった。
2)やまとナクライトオリビン中のライフーナイトの成因をあきらかにした。
3)フランツアイソダイナミックセパレーターをもちいて、やまとナクライトオリビンの分離をおこなった。
4)ナクライトと同じクレーター起源と考えられるシャシナイト(ChassignyおよびNWA2737)のRb-Sr,Sm-Nd,Ar-Ar同位体年代学研究から、ダナイトにおいては同位体系を乱すような水質変成の影響はほとんどないことがあきらかになった。
5)玄武岩質シャーゴッタイトであるZagamiおよびNWA856中のリン酸塩鉱物について、走査型顕微鏡により詳細な観察をおこなった。メリライトおよびアパタイトの産状から、同位体系をリセットするような水質変成の影響は認められないと結論された。
6)やまとナクライトオリビンのRb-Sr同位体分析を継続しておこなっている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Sm-Nd isotopic systematics of Iherzolitic shergottite Yamato-7936052006

    • 著者名/発表者名
      Misawa K. et al.
    • 雑誌名

      Antarctic Meteorite Research 19

      ページ: 45-57

  • [雑誌論文] Young Radiometric Ages of Shergottites : Implications for Aqueous Alteration on the Martian Surface2006

    • 著者名/発表者名
      Misawa K. et al.
    • 雑誌名

      Meteoritics & Planetary Sci. 41A

      ページ: #5315

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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