研究課題
1.高性能型プラズマ溶射ガンの作動試験平成17年度に開発した改良形プラズマ電極型プラズマジェット発生器を熱源とした溶射ガンを試作し、溶射時の性能を調べた結果、以下のことが明らかになった。(1)分岐した2本のアーク同士の相互作用による悪影響もなく、安定したアークが維持されている。(2)陰極、陽極の損傷もなく、アーク及びジェット(最大熱出力14.1kW)は安定に維持されており、熱効率も70〜76%の範囲にある。(3)溶射材料はアーク柱及びジェット中で効果的に加熱・加速され、ノズルより対称性良く噴射されている。(4)昨年度の結果である(1)主アーク柱の拘束位置はアーク電流と作動ガス流量に大きく依存し、100〜160A、40〜50l/minではノズル軸線付近となること、(2)この作動条件での熱効率が最高となること、今年度の作動結果等を考慮し、この作動範囲を最適作動条件と選定した。2.Al被覆Ti球状粉末の作製と評価生成された複合粉末を吸引型粒子捕集器を用いて採取した結果、以下のことが明らかになった。(1)Al被覆Ti球状粉末の生成が可能である。しかし、生成率は数%であり、球状粉末は僅かである。(2)生成された複合粒子はAlリッチの構造となっている。(3)作動ガス流量が40l/minでの生成複合粒子の量、質ともに僅かではあるが良好である。しかしながら、更なる実験検討が必要である。3.Al被覆Ti球状粉末の量産とTi-Al金属間化合物の合成Al被覆Ti球状粉末の生成率の改善、捕集方法の改善により複合粉末の量産が可能と思われ、プラズマプロセス分野においてこの項目は重要であり、今後の研究課題として進める必要があると考えている。
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プラズマ応用と複合機能材料 Vol.16
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(社)プラズマ・核融合学会 第23回年会予稿集
ページ: 131
高温学会誌、平成18年度春季総合学術諧演会講演概要 Vol.32,No.3
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平成18年度 電気・情報関連学会中国支部連合大会予稿集
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