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2006 年度 実績報告書

AZ61マグネシウム合金押出し棒材における直接温間精密鍛造技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17560084
研究機関早稲田大学

研究代表者

浅川 基男  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40288030)

研究分担者 林 郁彦  早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (50063318)
松崎 邦男  産業技術総合研究所, 先進製造プロセス部門, 主任研究員 (20181711)
初鹿野 寛一  産業技術総合研究所, 先進製造プロセス部門, 主任研究員 (00357782)
清水 透  産業技術総合研究所, 先進製造プロセス部門, 主任研究員 (60357217)
キーワード材料設計 / プロセス / 物性評価 / マグネシウム / 結晶粒微細化 / 難燃性マグネシウム合金 / 鍛造 / 結晶方位
研究概要

本研究はAZ61マグネシウム合金押出し材を用い,塑性加工の中でも寸法精度が高く,直接製品の最終形状が得られる温間精密鍛造に注目した.鍛造品の機械的性質と集合組織との関連性を解析し,マグネシウム合金の塑性加工に関する新たな知見を得て,今後の使用拡大への貢献に寄与することを目的とする.
マグネシウム合金の鍛造においては,押出し材などの一次加工を施した供試材を用いるのが一般的であるが,本研究では生産プロセスの簡略化の観点から,押出し材だけではなく鋳造材においても鍛造を試みた.本研究では精密鍛造において研究例が極めて少なく,管継手,バルブボディなどの実部材への適用範囲が広いT型鍛造品の最適鍛造条件を見出し,さらに,温間拘束時に初期結晶方位の影響による不良現象についても考慮し,マグネシウム合金における鍛造性を評価した.
その結果,以下のような知見が得られた.
1)T型成形試験において,鍛造温度463K,押込み速度14mm/minで,割れ・不良現象が発生することなく成形が可能であった.
2)押出し材温間拘束圧縮時における不良現象は初期集合組織状態に依存し,押出し軸方向に圧縮すると,加工面に結晶の底面が揃っている場合のみ発生した.
3)鋳造材のT型成形は483Kにおいて押出し材の3倍以上の速度で成形可能であった.成形後の硬さ,圧縮強度ともに良好であるため,今後鋳造材を用いた鍛造技術が期待される.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 多軸鍛造による難燃性マグネシウム合金の結晶粒微細化と機械的特性2006

    • 著者名/発表者名
      浅川基男, 松崎邦男, 初鹿野寛一, 李道錫, 小林勝
    • 雑誌名

      日本金属学会講演概要

      ページ: 188

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 多軸鍛造による難燃性マグネシウム合金の結晶粒微細化と機械的特性2005

    • 著者名/発表者名
      浅川基男, 松崎邦男, 初鹿野寛一, 李道錫, 小林勝
    • 雑誌名

      第56回塑性加工連合講演会

      ページ: 121-122

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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