研究課題
A)粘弾性流体のDNSによるパラメータスタディ現在保有している粘弾性流体解析用DNSコード(2次元平板間流れ用)を用いて、種々のレオロジー的パラメータを変化させた計算を行い、どのパラメータが抵抗低減に大きな影響を与えるかについて検討し、DNS計算のまとめを行なった。C)RANSモデルの構築17年度、18年度に得られたデータを集積し、RANSモデルの各項を物理的背景に基づいて評価し、一部の項は代数的関係にまで簡単化した。方程式は典型的なRANSモデルであるk-ε2方程式モデルと類似の形にまとめるが、それに加えて粘弾性に起因する付加応力項に対する6つの方程式が連立することになる。これら6つの方程式は構成方程式にレイノルズ平均を施したものになるが、今回のモデル化によって不要な項が省略され、簡単化されたものになった。これらの方程式にはレオロジー的パラメータを含むので、流体の物性が定まればRANSモデルがそれを反映し、信頼性ある計算結果を与えるようにした。以上の準備のもとでRANSモデルを用いて平行平板間の流れの計算を行い、既存の実験データとの比較、またPinhoらのRANSモデルとの比較を行なった。
すべて 2008 2007
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件) 学会発表 (3件)
International Journal of Heat and Mass Transfer 51
ページ: 835-843
Proc. 5th ASME/JSME Fluid Engineering Conference
Proc. ASME-JSME Thermal Engineering and Summer Heat Transfer Conference
International Conference on Multiphase Flow, ICMF 2007
Proc. 5th International Conference on Fluid Mechanics
Proc. Asian Symposium on Computational Heat Transfer and Fluid Flow