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2005 年度 実績報告書

ワイドギャップ半導体デバイス開発のためのナノスケール固体熱伝導モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17560185
研究機関京都大学

研究代表者

松本 充弘  京都大学, 工学研究科, 助教授 (10229578)

研究分担者 牧野 俊郎  京都大学, 工学研究科, 教授 (30111941)
若林 英信  京都大学, 工学研究科, 助手 (00273467)
キーワード固体熱伝導 / ワイドギャップ半導体 / 格子振動解析 / 界面熱抵抗 / フォノン寿命
研究概要

高い絶縁性能と電子速度を有し次世代半導体材料として有望な,シリコンカーバイド(SiC)や窒化ガリウム(GaN)などのワイドギャップ半導体について,ナノ〜マイクロスケールの半導体素子の熱物性や熱輸送機構に焦点を絞り、定量的な予測が可能となるモデル構築を目指すことを目的として研究を行っている.具体的には分子動力学法などの分子シミュレーション、ボルツマン方程式などの波動論レベルのシミュレーション、ならびに我々のグループが最近開発した格子振動解析の新しい手法を統合することで、ナノスケールの構造性固体の熱物性を予測する定量的モデルを構築することを目指している。本年度は,100nm程度以下の空間スケールでの熱特性を求めるためのシミュレーターの基礎となる各種分子動力学(MD)シミュレーションコードを作成し,Si結晶,Si/SiO2界面系,Si/SiC界面系などの熱伝導評価と格子振動解析を行い,フォノン寿命やフォノン平均自由行程,界面でのフォノン散乱などについて知見を得た.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Microscale Heat Conduction and Interfacial Resistance in Solid2005

    • 著者名/発表者名
      M.Matsumoto, Y.Ito, H.Wakabayashi, T.Makino
    • 雑誌名

      Proceeding of 6th KSME-JSME Thermal and Fluids Engineering Conference (Jeju, Korea)

      ページ: 74

  • [雑誌論文] Extracting Phonon States and Interactions from Molecular Dynamics Simulation2005

    • 著者名/発表者名
      P.Xiao, M.Matsumoto
    • 雑誌名

      Proceeing of 5th Kyoto-Seoul National-Tsinghua University Thermal Engineering Conference (Seoul)

      ページ: 61

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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