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2006 年度 実績報告書

マニピユレータを用いた移動体の三次元スケールモデルシミユレータの試作と評価

研究課題

研究課題/領域番号 17560204
研究機関信州大学

研究代表者

今度 史昭  信州大学, 工学部, 教授 (90262691)

キーワードUAV / 三次元シミュレータ / マニピュレータ / スケールモデル / 飛行体 / 誘導制御 / 計算トルク制御
研究概要

平成18年度においては前年度に設計を行った一台目のマニピュレータの性能について詳細に検討するために,まずスケールモデルシミュレータ(SMS)シミュレーションプログラムを作成し,シミュレーションによるその性能評価を行った。その結果を踏まえて,一部設計を見直し,一台目のマニピュレータの試作を行った。一台目のマニピュレータ実機が完成するまでは,このシミュレーションプログラムを実機に見立て,既に当研究室で開発しているUAV(無人航空機)シミュレータとのインタフェースを取りシミュレーションを行っている。一台目のマニピュレータの試作完了後は,個々の関節についての試験を行った後,UAVシミュレータの出力をバッチで取り込み,これによりSMSでUAVの運動を再生するテストを行った。この時点で二台目のマニピュレータの設計を開始して(二台目のマニピュレータの運動は,一台目のマニピュレータのような激しい運動を必要としないので,設計が異なったものとなる)現在設計を完了して,一台目のマニピュレータと同様に,まずシミュレーションによる検討を行うために,シミュレーションプログラムを作成し性能評価を行っている。この性能評価を終えたらば,UAVシミュレータとこれら二台のマニピュレータを結合した最終的なスケールモデルシミュレータを完成し,UAVの空中給油を対象としたシミュレーション評価を実施する。ここでオペレータはUAVシミュレータのUAV(受油機)から観察した給油機の二次元画像のみを観察して給油を行う場合と,これと併せてスケールモデルシミュレータ(二台のマニピュレータ)に搭載されたUAV,給油機の三次元運動を観察して給油を行う場合と操作の容易度を比較検討する。スケールモデルシミュレータにより空間認識が容易なため,より操作がしやすくなり,当初の目的が達成されると考える。一台目のマニピュレータの試作に時間がかかったために,二台のマニピュレータの製作が遅れたが,予定通りに今年度中に三次元スケールモデルシミュレータの試作と評価を完了する。研究発表4件。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] A Study on the Optimal Flight Control for an Autonomous UAV2006

    • 著者名/発表者名
      Takuya Kinoshita, Fumiaki Imado
    • 雑誌名

      Proceedings of the 2006 IEEE International Conference on Mechatronics and Automation

      ページ: 996-1001

  • [雑誌論文] The Development of Three-Dimensional Scale Model UAV Simulator2006

    • 著者名/発表者名
      Fumiaki Imodo, Takuya Kinoshita
    • 雑誌名

      Proceedings of SICE-ICCAS 2006 (CD-ROM)

      ページ: 1-5

  • [雑誌論文] 6リンクマニピュレータを用いた三次元スケールモデルシミュレータのシステム開発2006

    • 著者名/発表者名
      柴田雅寛, 今度史昭, 他2名
    • 雑誌名

      第23回誘導制御論文集 Vol.23

      ページ: 7-12

  • [雑誌論文] 6リンクマニピュレータを用いたスケールモデルシミュレータの実機開発2006

    • 著者名/発表者名
      阿部真哉, 今度史昭, 他3名
    • 雑誌名

      第23回誘導制御論文集 Vol.23

      ページ: 13-18

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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