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2006 年度 実績報告書

LPAフィードバック発振流量センサの研究

研究課題

研究課題/領域番号 17560218
研究機関一関工業高等専門学校

研究代表者

清水 久記  一関工業高等専門学校, 制御情報工学科, 教授 (20099766)

キーワード計測工学 / 制御工学 / 精密部品加工 / 流体工学
研究概要

筆者は小流量の測定が可能な流量センサとして層流形比例素子(Laminar Proportional Amplifiers以下LPAと略す)を用いたLPAフィードバック発振流量センサについて17年度に引き続き,特性実験,最適化の検討及び発振周波数の解析を進めた.
1)特性実験
流量センサの形状(主ノズル幅、フィードバック流路の長さ、幅,アスペクト比及び入力部寸法等)の寸法を種々変えた多数の流量センサについて,流量と発振周波数特性実験を行った.
2)最適化の検討
特性実験により寸法形状と特性(流量と発振周波数特性,形状と発振周波数特性)の関係を検討した.本研究では空気を作動流体としたが,発振下限の低下のために主ノズル幅及び形状を縮小することには限度があること,また流量測定の動作範囲を拡大するためにフィードバック流路の長さは重要であることなどがわかった.
この特性は作動流体の粘性に影響されるが空気の場合,主ノズル幅は0.3mmが限度であり,得られた測定最小流量は0.7cc/sであった.
3)発振周波数の解析
発振周波数とセンサを構成する形状と寸法には密接な関係があることがわかり,信号伝達の流路を4部分に分け検討した.
主ノズルからスプリッターまでの部分が発振周波数の約60%,フィードバック流路の部分が約20%を占めていること,またフィードバック流路は圧縮波の伝達として信号伝達がされていることもわかった.この特性は寸法を相似に製作した流量センサにおいては同じ傾向があり,形状の相似性も確認できた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] LPAフィードバック発振流量センサの発振下限と動作範囲について2006

    • 著者名/発表者名
      清水 久記, 門間 岳大, 広木 富士男, 山本 圭二郎
    • 雑誌名

      計測自動制御学会2006年度産業応用部門大会第7回流体計測制御シンポジウム 講演論文集

      ページ: 105-108

  • [雑誌論文] LPAフィードバック発振流量センサの発振下限について2006

    • 著者名/発表者名
      門間 岳大, 清水 久記, 広木 富士男, 山本 圭二郎
    • 雑誌名

      計測自動制御学会東北支部第230回研究集会

      ページ: 230-12

  • [雑誌論文] LPAフィードバック発振流量センサの発振周波数2006

    • 著者名/発表者名
      関谷 祐太, 清水 久記, 広木 富士男, 山本 圭二郎
    • 雑誌名

      計測自動制御学会東北支部第230回研究集会

      ページ: 230-13

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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