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2006 年度 実績報告書

仮想空間協調作業支援システムにおける身体性の効果

研究課題

研究課題/領域番号 17560238
研究機関同志社大学

研究代表者

大久保 雅史  同志社大学, 工学部, 教授 (10233074)

研究分担者 渡辺 富夫  岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (30167150)
キーワードヒューマンインタフェース / 身体性 / 共存在感 / 協調作業支援 / バーチャルリアリティ / インターネット / アバター / ノンバーバルインタフェース
研究概要

遠隔地にいる複数のユーザがバーチャル空間を共有しながら作業を行う協調作業支援システムでは、作業者が装着するヘッドマウンテッドディスプレイや位置・角度センサなどが、円滑なコミュニケーションにおいて重要な役割を果たす、うなずきや身振り手振りなどのコミュニケーション動作を抑圧している可能性が高い。本研究では,対面でのコミュニケーションにおける身体性の共有に着目し、申請者らがこれまでに開発してきたコミュニケーション動作を音声のみから自動生成する音声駆動型インタラクションロボットInterRobotやその電子メディア版である音声駆動型身体引き込みキャラクタInterActorの技術(iRT)を仮想空間でのコラボレーション支援に取り入れ、より円滑に協調作業ができる協調作業支援システムの開発を目的としている。本年度は,日常生活に着目し,天候や時間などの条件に拘束されないバーチャル空間を利用したグループウォーキング支援について検討を行っている。ウォーキングなどの運動状態では,ユーザは基本的に身体を動かすためヘッドマウントディスプレイや各種のセンサを装着することが困難である。そこでセンサを運動器具に装着し,ユーザの運動を計測している。またインターネットを利用して,遠隔地のパートナーと会話しながらの実験では,遊歩道とユーザのアバターのCG画像と同時に,足音を効果音として提示することで共存在感の創出を行っている。またアバターに上述のiRTによるコミュニケーション動作を取り入れることで,パートナーの存在をより感じることができることが統計的解析により明らかとなっている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] バーチャル空間を利用したウォーキングにおけるコミュニケーション支援2006

    • 著者名/発表者名
      尾崎久美, 大久保雅史
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェースシンポジウム2006 2

      ページ: 843-846

  • [雑誌論文] ビデオコミュニケーションシステムにおける顔色補正機能の提案2006

    • 著者名/発表者名
      福本剛, 大久保雅史
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェースシンポジウム2006 2

      ページ: 863-866

  • [雑誌論文] バーチャル空間を用いたグループウォーキングシステムの開発2006

    • 著者名/発表者名
      藤原樹, 尾崎久美, 大久保雅史
    • 雑誌名

      情報処理学会第69回全国大会予稿集 4

      ページ: 287-288

  • [雑誌論文] 共存在感を創出する仮想空間を利用したグループウォーキングシステムの開発2006

    • 著者名/発表者名
      尾崎久美, 大久保雅史
    • 雑誌名

      情報処理学会第69回全国大会予稿集 4

      ページ: 289-290

  • [図書] HCDハンドブック 人間中心設計 日本機械学会編2006

    • 著者名/発表者名
      福田収一 責任編集
    • 総ページ数
      446
    • 出版者
      丸善株式会社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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