研究課題
本申請研究における、簡易形位置センサとは、粗い位置情報しか得られないセンサを意味する。具体的には(1)安価なリニアエンコーダ(2)ホールセンサを少数電機子に取り付けることによるエンコーダの代替位置検出システム(3)スロット数の可動子検出コイルと積算誤差リセットのためのホールセンサによる検知、などを意味している。平成19年度には、適用対象として限定したリニア同期アクチュエータの設計、試作を行い、まずは十分な精度を持つ得リニアコーダからの情報をもとに基本的駆動試験を行った。そして、センサをどこに取り付けるとシステム構成上有利か、という問題を基本的に検討した。すなわち、小型、高推力の新構造の永久磁石形リニア同期モータを主たる適用対象とし、リニアモータの位置制御よび実験検知の研究を行い、今後デュアルサンプルオブザーバ理論に基づく位置推定実験を行うための基礎を固めた。一方、コンピュータビジョンの応用については、当初予定よりも遂行が遅れ、実質的な研究、実験のための作業は進んでいないが、基礎的な背景技術の調査と、実験にむけた機材の調達を行った。
すべて 2006
すべて 雑誌論文 (3件) 産業財産権 (1件)
IEEE/ASME Transactions on Mechatronics Vol. 11, No. 6
ページ: 661-670
ICEM2006 DS4F1-13
ページ: 6(電子procedings)
電気学会 リニアドライブ・半導体電力変換研究会資料 SPC-06-171, LD-06-73
ページ: 25-28