研究概要 |
導体特性モデルを基にソレノイドコイル、2ポールコイル、4等配コイル、及びトロイダルコイルの各々について蓄積エネルギー、臨界電流、磁束流損失、交流損失、使用導体長などの諸特性を解析できるマグネット特性モデルを作成し、各々のコイル配置について最適形状を追及した。 高温超伝導線材には臨界電流とn値がテープ線材への磁束の進入角度と磁界強度に依存するという特徴を持つ。今回使用した、Bi2223/Agテープ線材の臨界電流とn値について線材への進入角度と磁界強度を変えて液体窒素温度77Kで測定を行った。 次に、コイル臨界電流は上記の測定結果より得られた近似式により解析され、HTSコイルの蓄積エネルギーを解析する。本研究ではソレノイドコイル,2極コイル,4極コイル,要素コイル12個のトロイダルコイルという4種のコイル配位において、蓄積エネルギー密度の増大、漏洩磁界の抑制という観点からそれぞれ比較検討を行った。 トロイダルコイルは蓄積エネルギー密度を見てみると、ソレノイドコイルの約60%程度となっているが、漏洩磁界を見てみるとソレノイドコイルの約4分の1に抑えることが可能である。 しかしながら、トロイダルコイルも漏洩磁界を低く抑える事が可能なため、用途によって使い分ける必要がある。
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