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2006 年度 実績報告書

パターン媒体を用いた超高密度ハードディスク装置のためのPRML方式

研究課題

研究課題/領域番号 17560310
研究機関愛媛大学

研究代表者

岡本 好弘  愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (20224082)

研究分担者 大澤 壽  愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (50029336)
仲村 泰明  愛媛大学, 理工学研究科, 助教 (50380259)
キーワードパターン媒体 / PRML / 垂直磁気記録 / LDPC / 繰り返し復号
研究概要

現行のハードディスク装置に用いられているグラニュラ媒体の代わりにナノインプリント等により作成されたパターン媒体を用いた超高密度ハードディスク装置を実現するための信号処理方式としてPRML方式や繰り返し復号方式の検討を行った。
1.複数トラックを一括再生するためのアイランド記録部の配置の検討
パターン媒体における記録領域であるアイランドをトラックごとにビット間隔の1/2だけずらして配置させたパターン媒体において,1トラックごとに再生する場合に用いる再生ヘッドに比べて2倍のトラック幅を持つ再生ヘッドを用いて2トラック一括再生方式の検討を行った。その結果,隣接のアイランドから再生される波形が干渉して2トラックから読み出された再生波形を用いることでPRMLチャネルを構成しやすくなり,わずかな性能劣化で2トラック一括再生を実現できることが明らかとなった。これにより,再生ヘッドの狭トラック化を緩和できるだけなく,再生速度の向上が期待できる。
2.LDPC符号化・繰り返し復号方式の適用
パターン媒体を用いた垂直磁気記録再生系にLDPC符号を適用し,APP復号とSum-product復号による繰り返し復号の検討を行った。その結果,良好な誤り率特性が得られることが明らかとなった。また,APP復号への繰り返し,およびSum-product復号器中での繰り返しにおいて信頼度が緩やかに向上するように重みをかけることによって復号特性が改善することが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Iterative Decoding Using Attenuated Extrinsic Information from Sum-Product Decoder for PMR Channel With Patterned Medium2007

    • 著者名/発表者名
      Y.Nakamura, M.Nshimura, Y.Okamoto, H.Osawa, H.Aoi, H.Muraoka, Y.Nakamura
    • 雑誌名

      IEEE Transaction on Magnetics 43・6(掲載予定)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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