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2005 年度 実績報告書

アナログ集積回路による高度画像処理機能内蔵型視覚センサの設計と実現

研究課題

研究課題/領域番号 17560325
研究種目

基盤研究(C)

研究機関鈴鹿工業高等専門学校

研究代表者

川口 雅司  鈴鹿工業高等専門学校, 電気電子工学科, 助教授 (70249803)

研究分担者 神保 孝志  名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (80093087)
北村 登  鈴鹿工業高等専門学校, 電気電子工学科, 助教授 (50149936)
キーワードニューラルネットワーク / 視覚情報処理 / アナログ電子回路 / 特徴抽出 / 神経回路 / 動き検出 / 視覚系
研究概要

1.生体の視覚系の解析
(1)生体の視覚細胞の応答特性を調べ、数学的な解析を行った。
(2)視覚系における物体の認識メカニズムを学習し電子回路モデルの構築へ向けての方向付けを行った。内部でのカオス的振る舞いについても考慮した。
(3)特に初期知覚における処理であるノイズ除去や劣化画像復元をハードウェア的に行えるラインプロセス処理等を参考にして解析を行った。また、アマクリン細胞については動体の検出、解析を行うといわれておりモデルを構築して解析する。
(4)脳内の情報処理メカニズムにおいて画像認識・理解を行うプロセスについても解析し、認識メカニズムのハードウェア化も視野に入れた。
(5)個々の細胞について解析を終えた後、視覚系全体のモデルを構築し入力刺激に対する振る舞いを調べた。これにより視覚系において動体検出などの複雑な処理を行う部位についてのモデル化を示す。
2.電子回路モデルの設計
(1)視覚系の解析で得られた結果を利用しソフトウェア的に電子回路モデルを設計した。既に開発した基本的な動き検出アナログ電子回路モデル発展させた。
(2)動き検出のみならず特徴点の抽出、エッジ検出、ノイズ除去等のシミュレーションを行った。
(3)円などの検出困難な図形や動体の検出についてもモデルを設計した。
(4)集積度を高めること及び動作電力の低減も目指した素子選定および回路設計を行った。
(5)素子材料、デバイスの開発、モデル実現に適した特性を持つ素子を選択および集積回路化へ向けた設計を研究分担者と協力して行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Direction selective ergonomics and human factors and the layout for analog VLSI2005

    • 著者名/発表者名
      Masashi KAWAGUCHI
    • 雑誌名

      Interactive Technology & Smart Education, ITSE Journal Vol.2 Issue 1

      ページ: 55-59

  • [雑誌論文] Analog VLSI Layout Design of Advanced Image Processing For Artificial Vision Model2005

    • 著者名/発表者名
      Masashi KAWAGUCHI
    • 雑誌名

      IEEE International Symposium on Industrial Electronics, ISIE2005 Proceeding Vol.3

      ページ: 1239-1244

  • [雑誌論文] Effect of Insulating Coating on Lightning Flashover Characteristics of Electric Power Line with Insulated Covered Conductor2005

    • 著者名/発表者名
      Kenji YAMAMOTO
    • 雑誌名

      Knowledge-Based Intelligent Information and Engineering Systems, Springer-Verlag Berlin Heidelberg Part 1

      ページ: 801-807

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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