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2008 年度 実績報告書

アナログ集積回路による高度画像処理機能内蔵型視覚センサの設計と実現

研究課題

研究課題/領域番号 17560325
研究機関鈴鹿工業高等専門学校

研究代表者

川口 雅司  鈴鹿工業高等専門学校, 電気電子工学科, 准教授 (70249803)

研究分担者 北村 登  鈴鹿工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (50149936)
キーワードニューラルネットワーク / 視覚情報処理 / アナログ電子回路 / 特徴抽出 / 神経回路 / 動き検出 / 視覚系
研究概要

1. 高度画像処理内蔵型視覚センサの実現と評価
高度画像理解内蔵型視覚センサを実現し性能評価を行った。これまでの設計および各種モデル作成結果の集積回路を性能評価し動き検出、複雑な図形検出等にとどまらない画像理解の実現も目指した。
アナログ処理によって耐故障性にも優れたデバイスが実現できまた極めて鋭いリアルタイムレスポンスが得られた。将来はさらなる微細化、大規模集積回路化の実現により高性能な人工網膜などへの応用が期待できる。
2. 耐故障性に優れたデバイスの実現
生体の神経回路網は一部のニューロン、神経線維に欠陥が生じたり断線してもある程度までは正常な出力が得られるという優れた長所がこれまでの研究から見いだされた。動きセンサ等を安価に実用化できるだけでなく、本手法により入力画像中に複数の対象物があっても可能である。
多くの物体が同時に多方向に移動するときの検出に有利である。従来のスキャンする方法,ディジタル的に差分を求める方法では運動物体を見失うおそれがある。全体が同じように動いている中での特定の物体が違う動きをする場合の検知にも有効である。具体的には歩行者が飛び出したときや障害物が飛び出したとき等何かイレギュラーな動きをしたものを教えて運転者を補助する警告装置や火山での土石流を検知し警告する装置などに応用できる。また,三次元的にある物体が近づいてくるときの検知も可能である。生体のモデルを目および脳に例えた時、いわゆるノイマン型コンピュータはディジタルセンサおよびコンピュータに例えられる。本研究はアナログセンサおよびアナログ電子回路による情報処理を目指すものである。これらの研究成果を踏まえ、次へのさらなる発展を目指す。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Analog VLSI Layout Design and the Circuit Board Manufacturing of Advanced Image Processing for Artificial Vision Model2008

    • 著者名/発表者名
      Masashi Kawaguchi, Takashi Jimbo, Naohiro Ishii
    • 雑誌名

      KES 2008, Part II, Lecture Notes in Artificial Intelligence, LNAI 5178 5178-2

      ページ: 0895-0902

    • 査読あり
  • [学会発表] 生体の視覚系による動き検出アナログ電子回路モデルとその集積化2008

    • 著者名/発表者名
      川口雅司, 神保孝志, 石井直宏
    • 学会等名
      JASAG2008年秋季全国大会
    • 発表場所
      千葉工業大学
    • 年月日
      2008-10-26

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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