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2006 年度 実績報告書

高密度に分布した多数のセンサーを想定した階層型アドホックネットワークの構成法

研究課題

研究課題/領域番号 17560332
研究機関電気通信大学

研究代表者

加藤 聰彦  電気通信大学, 大学院情報システム研究科, 助教授 (90345421)

キーワードネットワーク / アドホック / センサーネットワーク
研究概要

平成18年度は以下の項目に関する研究を進めた。
・ルーチング方式の設計
具体的な方式について詳細な検討を行った。
・シミュレーションプログラムによる提案方式全体の評価
フリーソフトウェアのネットワークシミュレータであるns-2を用いて、以下の2つの側面からの評価を行った。
選択されたランドマークを用いた通信のホップ数に関する評価
高密度にノードが分布したネットワークを想定し、提案した方式で選出されたランドマークを用いてルーチングを行った場合、ソースノードから宛先ノードまでのホップ数を評価した。この結果、正しくルーチングが行われ、最短または最短プラス1または2のホップ数でデータ転送可能であることを確認した。
OLSRとの性能評価比較
IFTFで標準化されているOLSR(Optimized Link State Routing)を比較対象として、本方式との中継ノード(OLSRの場合はマルチポイントリレイ)の和と、データ転送のホップ数とを比較した。この結果、中継ノードの数はOLSRから大幅に削減できることが確認でき、ルーチングのためのオーバヘッドを減らすことができるのが明らかとなった。またホップ数についても増加の割合は少なく、実用上大きな問題はないことが示された。
・実験的手法によるアドホックネットワークの性能評価
さらに、実際のアドホックネットワークの動作状況から本提案の性能を予測するために、無線LANとAODVを用いたあどほっくねっとわーくの性能評価についても実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 高密度センサーネットワークにおける中継ノードの選出方法の評価2006

    • 著者名/発表者名
      牛島純一, 沖野正宗, 加藤聰彦, 伊藤秀一
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告[モバイルコンピューティングとユビキタス通信] Vol.2006, No.98

      ページ: 1-8

  • [雑誌論文] Performance Evaluation Experiments over Ad hoc Network Considering Multiple Level Behaviours2006

    • 著者名/発表者名
      Masamune Okino, Toshihiko Kato, Shuichi Itoh
    • 雑誌名

      Proceedings of IASTED International Conference on Communication. Internet and Information Technology (CIIT2006)

      ページ: 253-258

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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