研究課題
基盤研究(C)
研究の目的は、線形ダイナミカルシステムによって生成されるカーディナルスプライン関数を用いて、UWB(Ultrawide Bandwidth)無線通信に有用なパルス波形を構成することである。平成17年度にはべースバンド通信路を仮定した場合に有用な双直交および直交パルスを定める方法が得られた。べースバンド通信路において直交する送信パルスは、広帯域アンテナを含む無線通信路を経て2階微分波形として受信される。そのため、直交関係を活かしたパルスの弁別のためには、送信前に送信パルスを2回積分しておくか、あるいは、受信用テンプレートパルスを2回積分しておくことが必要となる。そこで、平成18年度には、広帯域無線通信路が2階微分であると仮定し、この仮定の上でパルス弁別性能が最適になるように直交パルスを定める方法を得た。送信パルスの2階微分が受信パルスであるときに、受信パルスと送信パルスが直交しているならば、送信パルスがそのまま受信用テンプレートパルスとなる。その効果は、回路が簡略になることである。さらに、全てのパルスが時間制限されているため、この直交性は、送信パルスの1階微分と仮定される電波パルス同士の直交性に同値である。この性質がもたらす効果は、電波領域での加法的ノイズが、最小2乗推定の意味で最も抑圧されることである。平成19年度には、米国Federal Communications Commissionによって定められた室内UWB無線通信の規格で定められた送信電力の上限を越えず、かつ、その枠内によく当てはまるような実用的なパルスの例が得られた。
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CD-ROM of the International Workshop on Sampling Theory and Application CD-ROM of the International Workshop on Sampling T(CD-ROM内4分)
CD-ROM Proceedings of the IEEE International Symposium on Circuits and Systems 2005 (論文番号 C3L-M.2)
IEICE Transactions on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences E88-A
ページ: 2287-2298
CD-ROM Proceedings of International Workshop on Sampling Theory and Application (CD-ROM内9ペーシ分)
CD- ROM Proceedings of the IEEE International Symposium on Circuits and Systems 2005 #C3L-M.2
CD-ROM Proceedings of International Workshop on Sampling Theory and Application (PDF in the CD-ROM)
ページ: 9
CD-ROM of the International Workshop on Sampling Theory and Application (PDF in the CD-ROM)
ページ: 4
http://info.ibaraki.ac.jp/Profiles/6/0000563/profile.html