研究課題
基盤研究(C)
1.「避難救出運転方式」とその輸送能力計算方式の開発エレベータを併用した場合の避難時間短縮効果を明らかにした。非火災時の全館全員避難の場合、ビルを縦に(ゾーン数+1)の区画に分け、最下区画の人は階段だけで避難し、残りの区画の人は各区画の最下階まで階段で下り、その階で玄関階との間を往復運転するエレベータに乗り避難する方式が、最適なことを示した。高層ビルほど短縮効果は大きく、16階ビルでは約1/3の15分程度で避難でき、避難用エレベータの有効性を確認できた。2.停電でも避難運転ができるエレベータの電源方式と運転方式火災時は停電の危険があり、ビルの非常電源では1台程度しかエレベータを運転できないため、停電時に全エレベータを運転できる電源方式が不可欠である。避難時は下方交通のため避難乗客の位置エネルギーを利用すれば、エレベータに小容量の回生電力蓄電装置を設置するだけで、停電時でも運転継続できる可能性がある。このための最適なエレベータ運転方式と電気二重層コンデンサを用いた省エネ率の高い電源方式を明らかにした。3.避難者行動ミクロモデルとそれを用いた避難シミュレーション手法避難時の階段歩行のイベントシミュレーション手法を開発した。エレベータのシミュレータと統合すれば、様々な状況における避難シミュレーションが可能となる。4.避難用エレベータの乗場における車いす利用者の画像認識避難時には身障者を特別に誘導する必要がある。エレベータ乗場の車いすの人を健常者と識別可能な画像認識手法を開発した。移動体の輪郭線と速度を求める性能の良いアルゴリズムで特許を出願した。
すべて 2007 2006 2005
すべて 雑誌論文 (18件) 産業財産権 (3件)
昇降機・遊戯施設等の最近の技術と進歩技術講演会論文集(日本機械学会) 06-67
ページ: 39-42
平成19年電気学会全国大会講演論文集 4
ページ: 29-30
ページ: 32-33
ページ: 318
平成19年電子情報通信学会総合大会論文集 D・12-10
ページ: 126
JSME 2007 Elevator, Escalator and Amusement Rides Conference (in Japanese) No.06-67
National Convention Record, IEE Japan(in Japanese) No.4
National Convention Record, IEE Japan (in Japanese) No.4
2007 IEICE General Conference (in Japanese) D-12-10
平成18年電気学会全国大会講演論文集 4
ページ: 375-376
ページ: 373-374
ページ: 51
第15回交通・物流部門大会講演論文集(日本機械学会) 06-52
ページ: 229-232
JSME 15th Transportation and Logistics Conference(TRANSLOG 2006)(in Japanese) No.06-52