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2005 年度 実績報告書

視覚セルダイナミクスに基づくネットワーク分散型監視システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17560400
研究機関法政大学

研究代表者

小林 尚登  法政大学, 工学部, 教授 (30114820)

研究分担者 河合 宏之  金沢工業大学, 基礎教育部, 講師
キーワード制御工学 / 知能ロボティクス / 視覚情報 / 監視システム / 分散処理
研究概要

現代社会において,安全の確保は様々な分野で期待されている課題のひとつであるが,従来,主に人の監視によっておこなわれてきた.しかし,作業削減や交通機関の発達による混雑の増加に伴って,機械システムによるサポートへの期待が高まってきている.人による監視を支援する事のひとつとして,カメラを用いたシステムが挙げられる.さらに近年では,従来のシステムに比べ複数のシステムを結合・統合することで構成される,より上位のシステムが期待されるようになってきている.そこで本研究の目的は,できるだけシンプルなカメラシステム(視覚セルと呼ぶ)を多数,ネットワークで接続することで,広い空間を監視可能なシステム(ネットワーク分散型監視システムと呼ぶ)を提案することにある.本年度はこの目的を達成するために,三次元仮想空間を構築するためのプログラミング言語であるVRML(Virtual Reality Modeling Language)と計算用のソフトウェアであるMatlabとSimulinkを用いて,三次元シミュレータを作成した.このシミュレータでは,パン・チルト・ズームの機能を有するカメラを視覚セルとし,人物の動きを個々の視覚セルから得られるベクトル情報から推定可能であることを確認した.また実験の準備として,まずは固定カメラで得られる画像情報を分割し,擬似的に視覚セルを構成した.この視覚セルから得られるベクトル情報を用いて,シミュレーションの際と同様に,人物の動きを推定する方法を検討した.また,カメラを複数台用いて視覚セルの数を増やすことで,異なるカメラから得られる画像を直接つなげることなく,監視する範囲を広げられる可能性が高いことを実験的に確認した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] A Concept of Networked Cellular Vision System2005

    • 著者名/発表者名
      H.Kawai, H.Kobayashi
    • 雑誌名

      Proceedings of the 31st Annual Conference of the IEEE Industrial Electronics Society

      ページ: 1884-1889

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] The proposal of 3D terrain measurement sensor system for mobile robot2005

    • 著者名/発表者名
      S.Yokota, Y.Miyata, K.Kawabata, H.Kobayashi
    • 雑誌名

      Proceedings of SPIE Vol.6049

      ページ: 60490J-1

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [雑誌論文] Passivity-based Dynamic Visual Feedback Control with Uncertainty of Camera Coordinate Frame2005

    • 著者名/発表者名
      H.Kawai, T.Murao, M.Fujita
    • 雑誌名

      Proceedings of the 2005 American Control Conference

      ページ: 3701-3706

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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