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2006 年度 実績報告書

産業廃棄物を有効利用した気泡混合軽量土の力学的特性とその内部構造の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17560444
研究機関島根大学

研究代表者

亀井 健史  島根大学, 総合理工学部, 助教授 (30177597)

研究分担者 志比 利秀  島根大学, 総合理工学部, 助手 (60311792)
キーワード気泡混合軽量土 / 一軸圧縮強さ / 土質安定処理 / 石炭灰 / ペットボトル / 土構造 / 応力-ひずみ関係 / 温度効果
研究概要

産業廃棄物(石炭灰,PETボトル)を有効利用した気泡混合軽量土の力学的特性を明らかにし,その力学的特性に影響を与える主要因を定量的な観点から検討した.具体的には,実施工で用いられている配合条件で作成した気泡混合軽量土に産業廃棄物を種々の添加率で混入し,その力学的特性と各産業廃棄物の添加率との関係を検討するとともに,その内部構造を定量的に解明した.さらに打設時に発生する高温履歴がその強度・変形特性に及ぼす影響を検討するため,養生中の初期温度の変化と強度・変形特性の関係の解明を試みた.
1.実施工中に認められた高温履歴を考慮した条件下で産業廃棄物を混入した気泡混合軽量土供試体に対して力学試験を行い,種々の高温履歴が産業廃棄物を混入した気泡混合軽量土の力学的特性に及ぼす影響について明らかにした.
2.高温履歴を受けた気泡混合軽量土の応力-ひずみ関係を2つの双曲線によりモデル化し,高い精度でシミュレートできることを示した.
3.デジタルファインスコープによるその内部構造の観察結果から,高温履歴に伴う気泡混合軽量土の強度低下は,その高温履歴によって内部のマトリクス構造が破壊されることよる可能性が高いことを示唆した.
4.凍結融解作用がフレーク状ペットボトルを混入した気泡混合軽量土の力学的特性に及ぼす影響を明らかにし,その地盤材料が寒冷地や高所山岳地等の凍結融解作用を受ける地域においても適用可能であることを明らかにした.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 高温養生履歴が気泡混合軽量土の一軸圧縮強さとその内部構造に及ぼす影響2006

    • 著者名/発表者名
      亀井健史
    • 雑誌名

      応用地質 47・4

      ページ: 195-204

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] フレーク状PETボトルを添加した気泡混合軽量土の一軸圧縮強さと内部構造に及ぼす初期高温養生の影響2006

    • 著者名/発表者名
      亀井健史
    • 雑誌名

      地盤と建設 24・1

      ページ: 51-59

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 気泡混合軽量土の応力-ひずみ関係に及ぼす異なる初期高温履歴の影響とそのモデル化2006

    • 著者名/発表者名
      亀井健史
    • 雑誌名

      土木構造・材料論文集 ・22

      ページ: 125-132

  • [雑誌論文] フレー状PETボトルを添加したセメント安定処理土の一軸圧縮強さに及ぼす凍結融解作用の影響2006

    • 著者名/発表者名
      亀井健史
    • 雑誌名

      島根大学総合理工学部紀要シリーズA 40

      ページ: 9-15

  • [雑誌論文] Effects of initial high temperature curing on unconfined compressive strength and microstructure of foamed mixture lightweight soil2006

    • 著者名/発表者名
      Takeshi Kamei
    • 雑誌名

      Memoirs of the Faculty of Science and Engineering Shemane University, Series A 40

      ページ: 27-35

  • [雑誌論文] 異なる所期高温養生履歴がフレーク状PETボトルを混入した気泡混合軽量土の一軸圧縮強さとその内部構造に及ぼす影響2006

    • 著者名/発表者名
      亀井健史
    • 雑誌名

      島根大学総合理工学部紀要シリーズA 40

      ページ: 55-63

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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