• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

鉄筋コンクリート造壁体の鉄筋による乾繰収縮ひび割れ制御

研究課題

研究課題/領域番号 17560507
研究機関大阪大学

研究代表者

大野 義照  大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (30029194)

研究分担者 中川 隆夫  大阪大学, 大学院工学研究科, 助手 (60335370)
岸本 一蔵  大阪大学, 大学院工学研究科, 助教授 (40234215)
キーワードコンクリート / 乾繰収縮 / ひび割れ / 鉄筋コンクリート壁 / ひび割れ幅の予測 / 収縮拘束ひび割れ試験 / 付着解析
研究概要

18年度は,鉄筋コンクリート壁の収縮ひび割れ幅に関する実験的検討を行い,17年度に提案した付着解析によるひび割れ予測法ならびに,ひび割れ幅と本数の実用算定式の適合性を調べた。
RC壁の乾燥収縮ひび割れ性状(ひび割れ幅,本数)を調べ,付着解析によるひび割れ予測法の適合性を検討することを目的とし,鉄筋を2本(W1:鉄筋比0.4%)と3本(W2:鉄筋比0.6%)埋設した試験体長2500mm(拘束2000mm),幅350mm,厚さ100mm,拘束材の断面250×250mm(鉄筋比:0.5,0.6%)のRC壁を模した収縮拘束試験体を製作した。実験では,埋設鉄筋とコンクリートのひずみ分布,ひび割れ数及びひび割れ幅の経時変化を測定した。なお,提案したひび割れ幅や本数の算定式の適合性も検討した。その結果,試験体W1,W2のいずれも1本貫通,ひび割れが発生した。付着解析による鉄筋とコンクリートのひずみ分布は実験結果とほぼ一致し,試験体W1,W2のひび割れ幅の付着解析による解析値も実測値とほぼ一致している。なお,提案したひび割れ幅や本数の算定式や既往の算定式(Base&Murry式,Gilbert式,修正Base&Murr式)による計算結果を比べた結果,既往の3つの式は提案式よりもひび割れ幅を小さく評価し,Gilbertの式はひび割れ数をかなり多めに評価している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 鉄筋コンクリート壁の収縮ひび割れ幅に関する実験的検討2007

    • 著者名/発表者名
      徐 泰錫
    • 雑誌名

      コンクリート工学年次論文集 29・2(掲載決定)

  • [雑誌論文] 鉄筋コンクリート壁の収縮ひび割れ幅に関する実験的検討2007

    • 著者名/発表者名
      李 維
    • 雑誌名

      日本建築学会学術講演梗概集(構造IV) (投稿予定)(掲載決定)

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi