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2005 年度 実績報告書

廃木材を再利用した循環型建材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17560523
研究機関金沢工業大学

研究代表者

後藤 正美  金沢工業大学, 環境・建築学部, 助教授 (40170469)

研究分担者 浦 憲親  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (50064473)
永野 紳一郎  金沢工業大学, 環境・建築学部, 教授 (40329371)
西村 督  金沢工業大学, 環境・建築学部, 講師 (30367445)
キーワード循環型建材 / 材料特性 / 環境特性 / 構造特性
研究概要

1.調合比と材料特性の関係:建材の材料として、廃木材、古紙、廃繊維、リグニンあるいはAJ1を用いて調合した建材パネルを開発するが、各材料の調合比と養生方法(天然乾燥と人工乾燥)をパラメータに、試験体を作成し、現有設備の各試験器を用いて材料特性(材料強度、フロー値、硬化性)を測定し、調合比と材料特性とについて、各材料の調合比をパラメータに材料実験を実施し、材料特性を明らかにした。
2.調合比と化学物質含有量・放散量の関係:各材料の調合比と養生方法(天然乾燥と人工乾燥)をパラメータに、試験体を作成し、現有設備の各試験器を用いて材料の調合比と化学物質含有量・放散量との関係を明らかにすることを目的に、2005年度研究では、2004年度の研究で硬化剤として使用された柿渋やリグニンに代わり新たな硬化材(AJ-2)を使用して建材を作成し、吸放湿性能、VOC放散量、断熱性能の把握を行った。さらにこれを実験家屋に施工して実測した。その結果、吸放湿性能は昨年度より向上し、これを施工した実験棟ではセルロースファイバーなどの断熱材に比べて改善が見られる、施工した実験棟内のVOC濃度は厚生労働省基準値以下であることがわかった。建材単体の熱伝導率は、実験条件によるバラツキが現れ、一般木製品よりもやや劣る値となった。そのため、施工した実験棟内の温度変化もセルロースファイバー製品よりも断熱性能が劣ることがわかった。
3.緑化パネルの試作:廃瓦、廃石膏、AJ2、古紙を材料とした屋上緑化パネルの開発を目的として、各材料の調合比をパラメータとして、緑化パネルを試作し、そのパネルに芝を植生させて、状況を観察し、芝の生育には問題ないことを確認した。

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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