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2006 年度 実績報告書

窓システムの設計と評価のための性能値の提案

研究課題

研究課題/領域番号 17560529
研究機関宇都宮大学

研究代表者

郡 公子  宇都宮大学, 大学院工学研究科, 助教授 (20153504)

キーワード窓 / 日射熱取得率 / 透過率 / 入射角 / プロファイル角
研究概要

1.天空・地表面反射日射に対する窓の熱性能値の整備
各種ガラス、ブラインドの組み合わせの一般窓について、天空日射、地表面反射日射に対する日射熱取得率と透過率を詳細シミュレーションモデルを用いて計算し、値を整備した。
2.任意の日射入射条件での直達日射に対する一般窓日射遮蔽性能値の推定法の提案
(1)ブラインド非使用時の推定法
ブラインド非使用時の入射角による日射熱取得率、透過率の推定法とそれに必要な係数値を示した。計算法は、従来の基準化日射熱取得率、基準化透過率を用いる方法を踏襲するものとした。各種ガラスの入射角特性精算値の解析から、単板ガラス6分類、複層ガラス9分類とすればよいことが明らかになった。各分類について、基準化日射熱取得率、基準化透過率の近似式を作成し、係数値を公表した。
(2)ブラインド使用時の推定法
ブラインド使用時には、入射角のほかプロファイル角も窓性能値に影響するが、従来、この影響を無視しガラスの特性を流用して計算を行っていた。これに対し、根本的に新しい考えに基づく日射熱取得率、透過率の方法を提案した。これは、(1)日射熱取得率の長波放射・対流成分と透過率を別々に推定して日射熱取得率を求める、(2)窓面日射をスラットに当たる成分とスラット隙間を通り抜ける成分に分けて計算する、という特徴をもつ。ブラインド内側窓に対して良好な精度で推定可能であることを確認した後、ブラインド内蔵窓への適用法を考案し、これについても十分な精度で推定可能であることを確認した。
3.天空・地表面反射日射に対する一般窓日射遮蔽性能値の推定法の提案
代表的な窓について、日射遮蔽性能値を整備したが、任意のスラット角について拡張できることをねらい、既に整備された基準入射条件での性能値を用いて、日射熱取得率と透過率を推定する方法を示し、推定式の係数を統計的手法を利用して決定した。十分な精度で推定可能であることを確認した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 入射角特性を考慮した一般窓日射遮蔽性能値の実用的推定法 第1報 ブラインド非使用時の性能とブラインド使用時の拡散日射に対する性能2007

    • 著者名/発表者名
      小林信弘裕, 郡公子, 石野久彌
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2 (印刷中)

  • [雑誌論文] 入射角特性を考慮した一般窓日射遮蔽性能値の実用的推定法 第2報 ブラインド使用時の直達日射に対する性能2007

    • 著者名/発表者名
      郡司智昭, 郡公子, 石野久彌
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2 (印刷中)

  • [雑誌論文] ダブルスキンシステムの日射性能の入射角特性に関する基本解析2006

    • 著者名/発表者名
      尾形拓志, 郡公子, 石野久彌
    • 雑誌名

      日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2

      ページ: 1211-1212

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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