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2005 年度 実績報告書

高齢者福祉施設を対象としたエネルギー消費構造の把握と省エネルギー手法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17560532
研究機関広島大学

研究代表者

西名 大作  広島大学, 大学院・ 工学研究科, 助教授 (60208197)

研究分担者 村川 三郎  広島大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70116680)
越川 康夫  広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (30136139)
杉田 洋  広島工業大学, 環境学部, 講師 (00363028)
高田 宏  広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80403583)
キーワード省エネルギー / 建築環境・設備 / 高齢者 / 給水・給湯 / 室内温熱環境 / エネルギー消費量
研究概要

本研究は,実在の高齢者福祉施設を対象として,特に空調系統,給湯系統に着目して,電力・ガス消費量や水使用量の系統的,連続的な測定を行うとともに,並行して主要室の温熱環境の測定や,各種設備機器の使用状況,入所者や職員の施設内での行動実態について,ヒアリングや観察などによって調査することにより,入所者の生活水準や介護レベルを維持した上で,エネルギー消費量の削減を可能とする施設運用や機器使用の方法について検討することを目的としている。
初年度は,これまで進めてきた対象施設における実測調査の結果について,より詳細な検討を行い,各施設の現状における問題点を抽出した。また,その結果をふまえ,必要と考えられる追加測定を実施した。具体的な内容は以下のとおりである。
1)これまで調査・測定を進めてきた広島県北の2施設について,施設全体のエネルギー消費量についての比較・検討を行うとともに,特に給湯系統に着目して,給湯システムの効率など性能評価を行った。また,入所者に対するヒアリング調査に基づいて,高齢者がいかなる温熱環境に曝露されているかを追跡し,施設の室内環境制御における問題点を明らかにした。
2)2施設中1施設については,冬季の施設全体エネルギー消費量の値に問題があったため,データの補足を意図した再調査を実施した。期間は2006年2月10日より3月3日であり,併せて施設内の主要公共スペースでの温熱環境調査を実施した。
3)2施設の問題点をふまえ,新たな施設を選定し,調査・測定を実施する必要性について検討を進めた。施設の概要や保有設備機器,系統別エネルギー消費量や給水・給湯量の測定可能性を考慮するとともに,特に介護浴やリフト浴などの入浴時における使用水量・湯量について,測定計画を含めて検討した。
次年度は,3)の結果を受けて具体的な測定を行い,これまでの分析結果を併せて,高齢者福祉施設のエネルギー消費構造について明らかにする。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 高齢者福祉施設におけるエネルギー消費実態に関する研究 (第2報)測定対象施設の一次エネルギー消費量原単位2005

    • 著者名/発表者名
      三好 雅仁
    • 雑誌名

      空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集

      ページ: 1269-1272

  • [雑誌論文] 高齢者福祉施設におけるエネルギー消費実態に関する調査研究 -T施設の概要と室内温熱環境測定・ヒアリング調査結果-2005

    • 著者名/発表者名
      村川 三郎
    • 雑誌名

      日本環境管理学会誌 環境と管理 56号

      ページ: 95-98

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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