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2005 年度 実績報告書

建築空間と音楽の深層における構造的共通性に基づく視聴覚環境デザイン手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17560544
研究機関東京工業大学

研究代表者

藤井 晴行  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教授 (50313341)

研究分担者 古川 聖  東京芸術大学, 美術学部・先端芸術表現科, 助教授 (40323761)
キーワードデザイン科学 / 構成方法 / 建築空間 / 音楽空間 / 自動作曲 / CAD
研究概要

建築空間の視覚的表層構造と意味的深層構造とを関係づける数理論理的構造モデルに基づき、建築空間と形態を生成する計算機システム・プロトタイプを構築した。さらに、建築空間の構成手法や設計操作のモデル化を行い、音楽とのインタラクティブな連係システムの開発に着手した。一方、音楽生成のプロセスのモデルに基づいて開発した自動作曲システムを拡張する。また、音楽における様々な作曲手法のモデル化を行い、建築空間とのインタラクティブな連係システムの開発に着手した。具体的には次のことを行った。
1)象徴的建築、庭園、サウンドスケープなどの現地調査を行い、その調査結果に基づき、空間構成要素の配置を象徴的空間が意味する内容に対応づける関数である建築空間の意味論の原案を形式表現した。また、音楽の構成を象徴的空間の意味に対応づける音楽の意味論の原案を形式表現した。
2)空間の象徴的意味を建築空間や形態に翻訳して生成するシステム(空間生成システム)のプロトタイプを実装した。
3)多種の楽曲を資料とし、時間軸上に配置することにより音楽の構成要素である和音や旋律を生成する単位操作となる作曲技法を抽出してモデル化した。
4)音楽の構成と空間構成とに共通する図式を論理表現し、空間生成システムと自動作曲システムとを連係するための中間言語及びその処理システムのアウトラインを検討した。
5)音楽の構造を聴覚及び視覚表現することを視野に入れ、単位操作を組み合わせて意味の記号表現を楽譜の記号表現に翻訳することにより、象徴的意味に基づいて音楽を生成し演奏するとともに音楽を形によって表現するシステムを試作した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 池泉回遊式庭園など時間軸の中で体験される空間と音楽の体験の比較について2006

    • 著者名/発表者名
      古川聖, 藤井晴行, 清水泰博
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告、[音楽情報科学] MUS-64

      ページ: 7-12

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 音楽と建築空間とを融合する 作曲かつ空間デザイン手法の提案に向けて2006

    • 著者名/発表者名
      藤井晴行, 古川聖, 清水泰博
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告、[音楽情報科学] MUS-64

      ページ: 1-6

  • [雑誌論文] 建築デザインの論理的観点と非論理的観点を結合する二層モデル2005

    • 著者名/発表者名
      藤井晴行
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 591号

      ページ: 79-84

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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