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2005 年度 実績報告書

地域におけるコモンズの再生を通じた子どもの生活空間形成計画の社会実験

研究課題

研究課題/領域番号 17560553
研究種目

基盤研究(C)

研究機関琉球大学

研究代表者

清水 肇  琉球大学, 工学部, 助教授 (40244280)

研究分担者 小野 尋子  琉球大学, 工学部, 助手 (20363658)
キーワード子ども(こども) / コモンズ / 居場所 / 遊び場
研究概要

二つの成果をあげたとともに、平成18年度に継続する調査を着手した。
成果の一つは、子どもの安全と安心に関わる調査研究であり、子ども達が地域で「こわい目にあった場所」と「こわい場所」についてアンケート調査を実施し、その空間特性について分析した。犯罪被害、あるいは犯罪被害に近い経験について、その程度と性質にある程度の幅があること。それが必ずしも不安な場所と一致しておらず、それらのずれに着目して今後の対策を構築する必要があることを明らかにした。
もう一つの成果は、プレーパークづくりを通じた地域空間の活用可能性の検証である。とりわけ初動期においてどのような条件によって活動が展開しえるのかについて実践を通じて検討を行った。2005年度には定例実施されるプレーパークが定着し、次年度以降にその効果等を分析する素地もつくることができた。
着手した研究は、市場を含む地域における子どもの生活実態調査と、居場所遊び場所づくりの社会実験への着手である。これは2005年度末に実施体制が整い2006年度にかけて成果をまとめていく予定である。市場のもつ社会的機能に着目しつつ、子ども達の生活の具体的状況を詳細につかむための戸外行動観察調査、日記形式の行動記録調査を実施した。さらに、それをもとにして、道端での遊び場づくりを企画し、その経緯を分析することによって地域での子どもの生活行為の基盤的条件を改善していこうという実践的調査である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 小学校区の子どもの危険体験場所と不安場所の関係性に関する研究-沖縄県那覇市A小学校を対象として-2005

    • 著者名/発表者名
      小野尋子, 清水肇, 當銘リサ
    • 雑誌名

      都市住宅学(日本都市住宅学会) No.51

      ページ: 71-76

  • [雑誌論文] 沖縄におけるプレーパークづくりの初動期の展開2005

    • 著者名/発表者名
      清水肇, 山本隆, 小野尋子, 具志堅なつき, 安里直美
    • 雑誌名

      こども環境学研究(こども環境学会) Vol.1 No.2

      ページ: 62-69

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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