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2006 年度 実績報告書

地域の活動特性に基づく近隣余暇関連施設計画方法論の構築に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17560560
研究機関日本大学

研究代表者

川岸 梅和  日本大学, 生産工学部, 教授 (60120416)

研究分担者 北野 幸樹  日本大学, 生産工学部, 助手 (90277393)
キーワード余暇活動 / 余暇関連施設 / 近隣空間 / 地域性 / 時間分布 / 空間分布 / 活動特性
研究概要

平成18年度においては、地域の活動特性に基づく地域居住者の余暇活動実態について、近隣空間の余暇活動時間量及び項目数の関係性の側面から検討し、以下の知見が得られた。
1)近隣空間の余暇活動では、生活空間別最大時間量余暇活動項目数の割合が高まることから、多くの余暇活動項目に時間量が分散する多様な余暇活動志向が顕在していると言え、近隣空間は地域居住者の生活と連関する時間を過ごす日常的な余暇活動が行われる主要な空間としての役割を担っている。
2)近隣空間の余暇活動時間量・項目数の総体的な傾向として、男性より女性、平日より休日の方が多い傾向がみられる中で、概して時間量は島田地域の方が多くなっているのに対し、項目数は高島平地域の方が多くなっている。この時間量と項目数の関係性の差異に、異なる地域居住者の余暇活動志向が顕在し、余暇活動志向は地域・立地特性、余暇関連施設の状況等を反映して地域において異なっている。
3)生活空間別最大時間量余暇活動項目数は、総余暇活動時間量・項目数、地域、性別に拘らず、平日・休日において一定であり、平日では約13項目、休日では約20項目程度となっている。従って、生活空間別最大時間量余暇活動項目数は近隣空間の余暇活動実態の指標となり得る。
また、上記の調査と連関して比較分析することを目的として、千葉県内に立地するグループホームの近隣空間を対象として、1)土地利用状況データマップ作成(半径500m圏域内の土地利用状況)、2)施設利用実態調査(半径500m圏域内に立地する施設・空間の日常生活における施設利用実態)を並行して実施している。
今後は継続して、異なる地域の近隣空間における地域居住者の施設利用実態、地域に発生する余暇活動と連関する余暇活動圏域等、近隣空間における余暇関連施設の空間・機能分布の実態と余暇活動の相互の関係性について調査・分析を進展させていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 建築・都市空間と余暇活動の相関に関する研究 その172006

    • 著者名/発表者名
      北野幸樹, 川岸梅和
    • 雑誌名

      日本大学生産工学部 第39回学術講演会 建築部会講演概要

      ページ: 151-154

  • [雑誌論文] 余暇活動の変遷に関する研究(その1) 経年的変化からみた余暇活動の動向と特性について2006

    • 著者名/発表者名
      北野幸樹, 川岸梅和
    • 雑誌名

      日本建築学会大会 学術講演梗概集 (関東) F-1

      ページ: 999-1000

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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