研究課題/領域番号 |
17560565
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
海道 清信 名城大学, 都市情報学部, 教授 (80278332)
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研究分担者 |
間野 博 県立広島大学, 保険福祉学部, 教授 (60285418)
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キーワード | コンパクトシティ / 都市圏 / 中心市街地活性化 / 都市再生 / アーバンデザイン / 住宅団地 / 持続可能性 / 人口 |
研究概要 |
18年度は下記のような調査研究を進めた。 (1)郊外住宅団地の持続可能性研究-昨年度実施した空き地空き家調査(可児市、多治見市)の解析を、都市住宅学会中部支部住宅市場研究会を中心に進め、都市住宅学会大会に審査論文として発表した。引き続き、可児市の住宅団地の人口予測を行い、『都市情報学研究』に発表した。 (2)日本の大都市圏構造の研究-大都市圏の人口を指標とした地域空間構造とその変化を、統計資料により解析した。 (3)ヨーロッパにおける都市再生と都市形態・都市圏計画の研究-2006年9月にイギリス(マンチェスター、バーミンガム)、スウェーデン(ストックホルム、マルメ、ルンド)、デンマーク(コペンハーゲン)、ハンガリー(ブダペスト)において、最新の複合機能・環境共生型の再生事業、居住地再生、都市圏計画等を調査した。 (4)英語論文の発表-上記の調査を中心として、都市圏の人口推移と空間構造・計画に着目して論文をまとめ、2007年1月にバンコクで開催されたUPE7、第7回Urban Planning and Environment大会で発表した。 (5)コンパクトシティと中心市街地の活性化政策-2006年度に都市計画法、中心市街地活性化法が改正され、都市再生がめざすべき都市像として、コンパクトシティを政府が方向づけた。各地で中心市街地活性化や郊外のスプロール規制が次第に具体的になってきており、現地調査(長野、飯田、高松)などを実施した。 (6)アーバンデザインの理念、手法、政策などの欧米における展開状況を文献を中心にして研究した。 (7)コンパクトシティ政策を我が国で具体化するための考え方、手法などをあきらかにするために、引き続いて調査研究を進め、特に文化との関連で中心市街地の役割を明らかにして、共著としてまとめた。
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