研究課題
基盤研究(C)
これまでに収集した福岡市の都心型として天神地区、副都心型として西新地区、郊外型として井尻地区についてのデータによるモデル化、および、中国の天津市、韓国の釜山市の都心商業地における歩行者行動調査によるデータによるモデル化を行い、2005年9月の日本建築学会大会で報告した。さらに、10月には福岡市天神地区において、地下街を含む広範囲のエリアにおいて歩行者行動データを収集し、デジタル化すると同時に対象区域全域について詳細な土地利用図を作成した。また、11月には、オランダ、アイントホーヘン工科大学にて、H.Timmermans教授とA.Borgers助教授との共同研究を行い、オランダ、フェルトホーヘン市の買い物歩行者データを用いて非集計型のロジット・モデルを作成し、その有効性を確認した。また、その成果をアイントホーヘン工科大学大学院にて、A.Borgers助教授と共同発表した。2006年1月には、愛知県田原市で行われたAURGの国際シンポジウムに参加し、天津、釜山、福岡の事例について研究発表を行った。3月には、新たに収集した福岡市天神地区の調査について日本建築学会九州支部研究報告会にて研究発表を行った。平成18年度は、主に福岡市天神地区のデータをベースに、地区の物的特性(街路網や店舗配置)は集計型モデルで反映し、来店する買い物歩行者の属性(ヒューリスティック)については非集計型モデルで反映したモデルの開発を進める予定である。また、H.Timmermans教授とA.Borgers助教授とは、来日時に日本で、また、7月にはハンガリーの国際シンポジウムで打ち合わせを行う予定である。
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Proceedings of the 5^<th> international Symposium on City Planning and Environmental Management in Asian Countries
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日本建築学会九州支部研究報告[計画系] 第45号・3
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