| 研究課題/領域番号 |
17560644
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| 研究機関 | 近畿大学 |
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研究代表者 |
森本 純司 近畿大学, 理工学部, 教授 (30088471)
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| 研究分担者 |
佐々木 洋 近畿大学, 理工学部, 講師 (70205871)
阿部 信行 大阪大学, 接合科学研究所, 助教授 (90127176)
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| キーワード | 半導体レーザ / Cold spray法 / Zn基合金粉末 / Ni基自溶合金粉末 / セラミックス粉末 / 硬さ / 耐摩耗性 / 耐食性 |
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| 研究概要 |
厚膜を簡便に形成できる溶射法は、苛酷な使用環境などに適用する部材の機能向上に広く用いられている。5年前より高温熱源を用いないで皮膜作製を行うSolid cold spray法の開発を進めている。本方式は、加熱による材料特性の変化を阻止できるため、成膜前の粉末特性を活かすことができる。高温加熱されると光触媒機能が低下するTiO_2粉末などの溶射において有効である。
本研究では、低エネルギーの投射方式及び溶射方式の利点を持つSolid cold spray法により高度に組成制御した金属-セラミックス複合膜を構築し、半導体レーザアブレーション処理により新しい機能を持つ皮膜の作製を試みる。このため従来の溶射粉末とは異なる新しい複合機能粉末の作製・開発の研究を進める。半導体レーザ照射/Cold spray複合プロセスによる高制御積層膜の形成の確立は、苛酷な耐高温腐食性、耐摩耗性の要求される部材への適用が可能になる。
本年度は、フレームジェット溶射法により作製したCr_3C_2NiCrサーメット皮膜の改質法として半導体レーザを適用し、それら皮膜の構造・諸特性とレーザ照射条件の関係について検討した。その結果、半導体レーザ照射によって耐摩耗性に優れた高硬度の均質構造のサーメット皮膜を得ることができた。
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