研究課題/領域番号 |
17560671
|
研究機関 | 鹿児島工業高等専門学校 |
研究代表者 |
大竹 孝明 鹿児島工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (80128339)
|
研究分担者 |
前田 滋 鹿児島工業高等専門学校, 校長 (90041566)
岡林 巧 鹿児島工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (40044630)
幡手 泰雄 鹿児島大学, 工学部, 教授 (00038051)
吉田 昌弘 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (50315397)
|
キーワード | 竹炭 / 河川 / 水質浄化 / 自然物 / 微生物 / 生物膜法 / 水質汚濁 / 軽石 |
研究概要 |
前年度(平成17年度)の基礎的研究結果を考慮にいれて、今年度(平成18年度)は、次の項目について応用的研究を推進した。 (1)小規模カラムでの連続浄化操作および池・湖沼、水道水などへの応用 前年度に検討した生物膜付着竹炭および生竹炭を、小規模のカラムに充填して池・湖沼水あるいは水道水などを流し、連続操作で有害成分の除去速度等を調べ、処理特性を検討した。また、このデータを基に、池・湖沼水道水等への利用を試みた。(大竹、岡林、幡手、吉田) (2)、軽石による管型流通式操作における操作因子の影響の検討 一方、南九州に広く分布する自然物である軽石の特性を利用して、竹炭と同じように河川水の浄化を目的とした基礎的実験を行い、今回は化学的反応の面から排水処理初期の変化について検討を行った。軽石は第四紀地質時代における噴出源を姶良火山由来とし、竹炭と同様に多孔質であり比表面積の大きな素材である。まず、軽石の比表面積等の物理特性を調べ、軽石への微生物の付着操作を行った。次に、竹炭と同様に、小規模のカラムに充填して人工排水を流し、連続操作で有害成分の除去速度等を調べ、処理特性を検討した。その結果、軽石は竹炭と同じような吸着、浄化特性を有し、担体として利用可能なことが分かった。(大竹、岡林) (3)総括 以上の一連の研究成果を、各分担課題ごとにまとめるとともに総合的にまとめる作業を進め、報告書として製本し公表した。(全員)
|