研究課題/領域番号 |
17560738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
滝塚 知典 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究副主幹 (40354576)
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研究分担者 |
清水 勝宏 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究主幹 (30391262)
林 伸彦 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究職 (10354573)
中島 徳嘉 核融合科学研究所, 理論シミュレーション研究センター, 教授 (30172315)
冨田 幸博 核融合科学研究所, 理論シミュレーション研究センター, 助教授 (40115605)
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キーワード | 先進的粒子シミュレーション / 総合的流体シミュレーション / SOLダイバータプラズマ / トカマクプラズマ / 自発流 / 径電場 |
研究概要 |
先進的粒子シミュレーションコードの改良:2次元直線系コードを高並列計算に最適対応させ大メッシュサイズで長時間シミュレーションを実行可能とした。この改良により、コードのトロイダル化の基盤ができた。 総合的流体シミュレーションコードの改良:粒子シミュレーションによる基礎物理的計算結果を現実的トカマクダイバータ配位で確認できるように、総合的流体シミュレーションコードの改良と整備を行った。 計測データ可視化システムの設計:プラズマ流形成の過程を観察できるように、パーソナルコンピュータ主体に計測データを可視化するシステムの設計を行った。 先進的粒子シミュレーションのプラズマモデルの改良:ポロイダル方向のプラズマ流形成に本質的であるプラズマ密度の半径方向分布を作り出す異常輸送モデルを改良し、プラズマ粒子の半径方向拡散流と内向き流の生成モデルをコードに取り入れた。 自発流と径電場形成のシミュレーション:SOL-ダイバータプラズマの過渡応答特性を調べ、開領域における1次元プラズマ流の発生を明らかにした。2次元系において、イオンラーマ半径をパラメータにシミュレーションを行い、その大小によって、閉じた磁場領域における半径方向電場が正負の向きを変えることを見いだした。 研究成果発表:「Hモード物理と輸送障壁に関する第10回IAEA技術会合」(平成17年9月28-30日、サンクトペテルブルグ)に参加し、プラズマ流に関連する改善輸送閉じ込めのベータ値依存性について発表を行った。 「核融合装置における周辺プラズマの理論に関する第10回国際ワークショップ」(平成17年10月17-19日、ユーリッヒ)に参加し、熱と粒子の突発的流入に対する開領域SOL-ダイバータプラズマの過渡応答特性について発表を行った。 プラズマ流研究の調査:上記2国際会議において、プラズマ流の形成に関する国際的研究の調査を行った。
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