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2005 年度 実績報告書

植物におけるテトラピロール中間体のオルガネラ間情報伝達分子としての役割

研究課題

研究課題/領域番号 17570036
研究機関京都大学

研究代表者

望月 伸悦  京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (60280939)

キーワード植物 / シグナル伝達 / 葉緑体 / オルガネラ / テトラピロール
研究概要

Lhcb1プロモーター・ホタルルシフェラーゼ(以下LUC)融合遺伝子を導入したアラビドプシス形質転換体株(CLUC株)を突然変異処理し、100μM程度の白色光下でノルフラゾン(NF、カロチノイド合成阻害剤で、強光下で葉緑体が光酸化を起こす)処理しても、高いLUC活性を示す突然変異体候補を約600株得た。これら候補は、クロロフィルレベルが低下した株と、クロロフィルレベルには影響が見られない株に分けることができる。これらの突然変異体候補について、その変異遺伝子座のマッピングを進めた。その結果、既知の遺伝子座に加え、新規と思われる変異遺伝子座を2つ同定することができた。現在、これらについてさらに詳細なマッピングを行っている。
クロロフィルレベルが低下した株については、クロロフィル中間体の蓄積を測定し、マッピングデータと合わせ、変異遺伝子の推定を行っている。既に得られているクロロフィル合成系変異体chlMおよびcrd1について、中間体レベルとLhcb1遺伝子の発現レベルを比較したところ、Lhcb1の発現に抑制的に働くとされているMgProtoIX(Me)がこれらの変異体で高レベルで蓄積しているにもかかわらず、Lhcb1遺伝子の発現には影響がない事が分かった。
クロロフィルレベルが変化しない新規突然変異体については、既存の変異体との二重変異体を作出して解析を進めている。
これらの結果について、2005年10月にスイス-日本ワークショップにおいて発表を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 葉緑体から核への情報フィードバック2005

    • 著者名/発表者名
      望月伸悦
    • 雑誌名

      蛋白質核酸酵素 50(14)

      ページ: 1896-1897

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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