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2005 年度 実績報告書

単子葉植物の大規模分子系統樹の構築と形態・分子データの調和による新分類体系の設立

研究課題

研究課題/領域番号 17570084
研究機関大阪市立大学

研究代表者

田村 実  大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20227292)

研究分担者 布施 静香  兵庫県立人と自然の博物館, 研究員 (30344386)
キーワード単子葉植物 / 分子系統 / matK遺伝子 / サクライソウ目 / ダッシポゴン目 / 系統進化 / 分類学
研究概要

単子葉植物は、10目108科約2700属を含むと推定されているが、これらのうち、本年度は主に、10目78科896属のmatK遺伝子の塩基配列に基づく分子系統解析を行い、現在までに次の結果を得ている。
1.現在認識されている単子葉植物の10目は、いずれも単系統である可能性が高い。
2.目への帰属が保留されているサクライソウ科とダッシポゴン科は、サクライソウ目とタッシポゴン目を新たに認め、それぞれそれらに含めるのが妥当である。
3.単子葉植物はショウブ目、オモダカ目、サクライソウ目の順序で分化し、その後[1]ヤマノイモ目+タコノキ目、[2]ユリ目、[3]その他の単子葉植物の3群に分かれた可能性が高い。その後、その他の単子葉植物からクサスギカズラ目、イネ目、ヤシ目、ダッシポゴン目が順次分化し、ショウガ目とツユクサ目に至った可能性が高い。
4.今までに解析した単子葉植物の78科のうち、49科は複数属を解析した。そのうち、45科は単系統となったが、イグサ科、ラクスマニア科、イヌサフラン科、シオデ科は単系統になっておらず、これらの科のまとまりに関して来年度再検討する必要がある。
5.日本に分布する単子葉植物は45科314属と考えているが、そのうち今までに40科163属を解析に含めた。しかし、カヤツリグサ科は日本産16属のうちスゲ属のみしか解析しておらず、日本産のホロムイソウ科やホンゴウソウ科は系統的位置についてよくわかっていないにもかかわらす未だ解析していないので、来年度はこれらの植物を重点的に解析する必要がある。

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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